香港ジョッキークラブCEOのウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏が3日、香港ジョッキークラブの公式ホームページにある自身のブログを更新し、現役引退が発表されたロマンチックウォリアー(セン8、C・シャム)への思いをつづった。
ブレスゲスCEOは「数十年にわたり、世界中の卓越した競走馬たちを見届けてきた私は、フランケル、ブラックキャビア、ウィンクス、サイレントウィットネスをはじめとする数々の名馬を目の当たりにする機会に恵まれました。彼らは競馬界のスターとして確固たる地位を築き、驚異的な運動能力と並外れた精神力で、常識を覆す卓越したパフォーマンスを発揮し、多くの人々に敬愛されています」と書き出し、「ロマンティックウォリアーは単なるチャンピオンではなく、5つの異なる競馬の国で数々の傑出した成績を残し、香港にとってかけがえのない存在であったことから、“競馬界の不滅の英雄”として引退するにふさわしいと私は考えています」と、ロマンチックウォリアーをたたえた。
数々の競走を振り返り、24年の安田記念(日本)制覇については、「シャティン競馬場で行われた2000メートルのG1クイーンエリザベス2世カップから距離を短縮し、1マイルの国際G1競走を制覇したという偉業だけでなく、あの日の午後、東京競馬場のファンから受けた熱狂的な歓声もまた、忘れがたいものでした。熱狂的な日本のファンはソウルラッシュ、ガイアフォース、セリフォスといった馬たちが開催国である日本が長年築き上げてきた、この伝統のマイルG1で勝利してくれることを期待していましたが、ロマンティックウォリアーが勝利をおさめると、東京競馬場のファンは香港が生んだ世界チャンピオンに歓声を送ったのです」と、当時の感動を振り返った。
ブレスゲスCEOはサウジCのフォーエバーヤングとの激闘や香港国内でつかんだ数々の勝利、タイトル、3冠制覇の偉業などをたたえ、ロマンチックウォリアーという存在を、あらためて絶賛した。「世界中の人々との会話の中で、ロマンチックウォリアーは普遍的に尊敬され、賞賛されています。彼は競馬界、そして、香港にとって傑出した大使であり、その輝かしい功績は世界中の競馬ファンに感動を与え、香港競馬の国際的な知名度と重要性を高めてきました。調教師、馬主、騎手、そして、厩舎スタッフ、香港ジョッキークラブの獣医、彼らの尽力により、香港競馬は世界の舞台へと躍り出て、香港競馬史に偉大な一章を刻みました」。
最後に「ロマンチックウォリアーは間違いなく競馬界の不滅の存在であり、彼が香港と国際競馬界にもたらしてくれた喜び、忘れられない思い出、そして、誇りに感謝するとともに、引退後の健康を心から願っています」と締めくくっている。