日曜の中山では菊花賞トライアル、セントライト記念(G2、芝2200メートル、13日、1~3着馬に優先出走権)が行われる。ダービー3着のバステール(牡、斉藤崇)がここから始動。ひと夏を越して、前走からさらなる成長を遂げており、本番に向けて好スタートを切りそうだ。
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ダービー3着馬バステールが始動する。春は皐月賞(11着)から中5週のダービーで好走。今回も中5週で菊花賞に向かえることと「器用に立ち回れるので中山は合っている」(斉藤崇師)ことから、東のステップレースを選択した。
3着に善戦したダービーについて斉藤崇師は「(G1で結果を出すには)まだまだ成長が必要だと思っていたんですが、ダービーの前から走りが良くなってきたんです。ジョッキーもうまく乗ってくれました」と分析。ダービー直前から上昇モードに入ったことが結果につながった。
その上昇モードはダービー後も続いている。「夏も順調に過ごせました。数字はそんなに変わっていませんが、ひとつ成長して戻ってきました」とさらなる変ぼうを遂げて帰厩した。
春後半からの成長を示しているのが坂路調教の本数だ。2歳の11月までは坂路で追い切りも行っていたが、今春はダービーの2週間前に1度入っただけ。実質、平地調教のみだったのが、この秋は毎週1本、坂路に入っている。そこについては「春は走りが安定していなかったのですが、バランスが整ってきたので坂路を使えるようになりました」と説明。心身が成長したことで、より質の高い調教ができるようになっている。
あとはレースで一連の充実ぶりを実証するだけ。結果はもちろん、内容も。春、後塵(こうじん)を拝したロブチェン陣営に、強い警戒感を抱かせたいところだ。【明神理浩】