08年の菊花賞馬オウケンブルースリが9日に肺炎による呼吸不全のため21歳で死んだことを受け10日、内田博幸騎手(56)が美浦トレセンで同馬をしのび、感謝を伝えた。
菊花賞を含め10戦コンビを組んだ。「さみしいね。あれだけ頑張ってくれた同志ですから」。
08年は南関東・大井からJRAに移籍した年だった。「移籍してすぐクラシックなんて勝てないですから。それでも勝たせてくれた馬」と感慨深そう。「(菊花賞の)京都はそんなに数を乗っているわけではなかったので、何回も何回も過去のレースを見て研究しました」と明かした。
1番人気に支持された菊花賞は2周目3コーナーの坂の下りから一気に進出して、直線抜け出した。「地方の内田ではなく、中央の内田で騎乗依頼を受けた。ここで勝てなかったら、の責任感があった。それを支えてくれた馬」と大きなプレッシャーをはねのけた。
間違いなく「思い出に残る1頭」と言った。「オウケンブルースリの経験が、後のゴールドシップにもつながった」と懐かしみ「一緒に人生に携わっていけたのは僕の誇りでもあります。お疲れさま、ありがとうという気持ち」と、天国の盟友に改めて感謝の言葉を贈った。