35歳の古賀大生調教師が開業1カ月半で重賞に初挑戦する。セントライト記念(G2、芝2200メートル、13日=中山、3着まで菊花賞優先出走権)にエリプティクカーブ(牡)を送り出す。
26年度の新規調教師免許試験に合格。来年3月の開業を予定したが、5月に萩原師が死去。大竹厩舎への臨時貸付期間が7月20日で満了したことを受け、同21日から14馬房で開業した。祖父の末喜氏、父の史生氏に続き、親子3代で調教師になった。
ここまでは1勝で、初出走から17戦目の8月23日新潟5R3歳未勝利戦をフジサン(牝)で制した。古賀大師は「急きょの開業で慌ただしさはありましたが、関係者の皆さまの支えや、スタッフさんが一緒に頑張ってここまで来られています。もっと精進していかないといけないと思います」と謙虚に振り返った。
萩原厩舎から移ったスタッフ、馬が多く所属する。古賀大師は「萩原先生のやり方を残しつつ、自分のやり方も取り入れていく段階。スタッフさんも自分からテキパキと動いてくれますのですごくやりやすいですし、萩原先生に感謝しています」とかみしめた。
エリプティクカーブは萩原厩舎でデビュー。重賞初挑戦の京成杯は6着に敗れたが、大竹厩舎へ臨時転厩した6月の1勝クラスを勝利した。今回が古賀大厩舎での転厩初戦。3カ月ぶりの実戦へ向けた9日の最終追い切りでは横山武騎手を背にウッドで6ハロン83秒9-11秒4(末強め)をマークし3頭併せで最先着した。古賀大師は「1段階先週から上がってきました。先行力を生かして粘りたいですね」とうなずく。「こんなに早くこのように大きな舞台に立てるのは、関係者の皆さまやスタッフさんの支えがあってこそ。そういった方々のためにも結果を残したいです」と力を込めた。【服部航大】