秋華賞の主役だ!モンローウォーク4戦全勝、上村師「次を見据えた調整でいい競馬」/ローズS

直線抜け出して無敗でローズSを快勝したモンローウォーク(撮影・白石智彦)

<ローズS>◇13日=阪神◇G2◇芝1800メートル◇3歳牝◇出走12頭◇3着までに秋華賞優先出走権

真打ちついに登場-。単勝オッズ1・9倍の断然人気に支持されたモンローウォーク(上村)が2番手からノーステッキで抜け出した。勝ち時計は1分44秒5。怪物候補が後続に3馬身差つける完勝劇で4戦4勝。牝馬三冠最終戦の秋華賞(G1、芝2000メートル、10月18日=京都)に無敗で乗り込む。

2着エンネ(吉岡)と3着イクシード(木村)まで、秋華賞への優先出走権が与えられた。

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ただ者じゃない。モンローウォークは天性のスピードを生かし2番手へ。前半1000メートル58秒9のペースを楽に追走した。直線で戸崎騎手の手綱が動き出したのは、残り300メートルを過ぎてから。瞬時に反応し、ムチを一発も入れずに3馬身差の楽勝だった。昨年8月の新馬戦以来となるコンビだった鞍上は「とても強い競馬で、期待していてよかった」と胸をなで下ろした。

見る者を魅了する優雅な走りだ。4戦4勝は全てノーステッキ。名手は「いいセンスがある。新馬の時からフットワークやバネはいいと感じていた」と予感を抱いていた。新馬戦後は骨折休養を経て、夏の函館で2連勝。「夏を越えて力もつけて、成長を感じる」とたくましさを覚えた。

ただし、まだこれが真の姿ではない。今回は本番の秋華賞に向けた前哨戦仕上げ。上村師は「次を見据えた調整でいい競馬ができた。完勝でしょう」と納得の表情。唯一、不安材料に挙げた馬体重の減少も、2キロ減にとどまった。「余計な心配だったね。栗東からの輸送で減らなかったのは偉い。能力がある馬は、こういう面も対処できる」とポテンシャルを確信する。

怪物候補のうわさは本当だった。本気の仕上げ、本気の走りなら一体どれほど強いのか-。戸崎騎手は「この馬のさらなる走りに盛り上がっていただけたら」とファンに呼びかけた。上村師は「本番に向けていい状態に持っていきたい」とすでに秋華賞を見据える。ニュースターの登場に沸いた仁川。3歳牝馬の“主役”が遅れてやってきた。【深田雄智】

◆モンローウォーク ▽父 キズナ▽母 アンフィトリテ2(シーブリング)▽牝3▽馬主 エムズレーシング▽調教師 上村洋行(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 4戦4勝▽総獲得賞金 8810万円▽馬名の由来 モンローのような歩き方