出世レースをステップに-。野路菊S(オープン、芝1600メートル、19日=阪神)でジーティーサクラ(牝、吉岡)がデビュー2連勝を目指す。
今年の西日本最初の2歳新馬戦(芝1600メートル)で上がり32秒4の末脚を発揮し、大物感を漂わせた。来年の“サクラ”を意識させる走りが期待される。
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野路菊Sはメイショウサムソンやワグネリアンなど、のちのダービー馬も勝利した出世レースだ。近年でも22年の勝ち馬ファントムシーフが皐月賞3着、24年エリキングが菊花賞2着と、翌年のクラシック戦線で活躍を見せた。数ある2歳オープンの中でも、かなり重要なステップレースだ。
おそらく、断然人気を背負って挑むのがジーティーサクラ。6月6日阪神で行われた西日本最初の2歳新馬戦で圧巻の末脚を見せた。3番手から繰り出した上がり32秒4は、06年の阪神改修後の芝新馬戦で最速。2着馬ロジクラウンが次戦を完勝しており、メンバーレベルも高かった。
夏休みを挟み、馬体は10キロほどボリュームアップ。12日にはCウッド6ハロン82秒5-11秒5で実質的な最終追い切りを終えた。田嶋助手は「1回使った分、動きは良さそうだし、調教の動きが変わってきている。体を全体的に大きく使えるようになってきている」と進境を伝えた。
普段から扱いやすい性格で、乗っている時も折り合いに困ることはない優等生。「自在性があって癖がないのがいい。まだまだ良くなりそうだけど、ここがという欠点がない。総合力が高い」と素質は折り紙付きだ。
暮れのG1、そして来年の桜の舞台を意識できる逸材-。「ここは通過点にしたい」と田嶋助手。まずは一発回答でクリアしたい。【下村琴葉】