<柴田善臣騎手引退会見:一問一答3>
JRAから15日に引退が発表された現役最年長ジョッキーの柴田善臣騎手(60)が16日、引退会見を美浦トレセンで行った。
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-後輩ジョッキーに伝えたいことは
柴田善騎手 そうですね…。昔は殴られたぞって(笑い)。それですね。ちょっと甘いんじゃないのかって。昔から先輩たちにも言われましたし自分も言ってきましたけど、自分の置かれている立場、“騎手”というものを世の中がどう見ているかをちゃんと肝に銘じて行動しなきゃいけない。根本はそうだと思います。それだけです。あとは技術面、うまい下手はセンスがありますから、センスがない人は努力して磨けばいいし。いくらでも伸びることができるのに途中で諦めるとか、そういうことはしてほしくない。気持ちを強く持った中で自分はJRAのジョッキーだ、という強い気持ちを持って、毎日気をつけて生活してほしいし、技術を磨いてほしいなと思います。
-同期の岩戸師がお酒の飲み過ぎに気を付けろ、と言っていましたが、現在の体調管理は
柴田善騎手 えーっと…欠かさず飲んでいます(笑い)。今日はこの記者会見ということで、いつもより1杯ぐらい少なくして、ちゃんとベッドに入りましたけど。気をつけて、長く飲めるように。まあ車の運転が好きなので飲酒は気をつけていますし、控えめに飲んでいるんで、体調面は大丈夫です。
-右肩を負傷しているが日常生活に支障は
柴田善騎手 こういうスーツとかワイシャツとか着替えるのがすごくつらいです。気を付けて着替えないといけない。痛い方の腕から通して着るというのを気を付けています。あとは速い動きは全然できないです。右利きなんですけど右で下手でも上手でもボールが投げられない。だから左投げを今、練習中です。孫とキャッチボールぐらいはしたいと思うんで。これから左利きで頑張ります。
-勝ちたかったレースは
柴田善騎手 負けたレース全部です。やっぱり勝っても満足のいくレースってあまりないんですよね。負けたレースの方が余計悔しいんですよね。ああしたらこうしたらって本当に寝られない時もありましたし、それを理由にやけ酒したこともあります。悔しかったレースがほとんどですね。だからそれを減らすために乗っていたかったですけど、それがかなわないというのはちょっと残念かなと思います。
-ファンへメッセージを
柴田善騎手 本当にこれだけ長い期間ジョッキーをやらせていただいて、ファンの方々から聞こえてくる言葉というのは「買ったら来ない、買わなきゃ来る」。まあそりゃそうですよね(笑い)。たくさんの人に迷惑かけてきたなと。すみません、と思いながら乗って、一生懸命応えるようにはしていたんですけど。勝ってこの野郎って人もいるのでどっちがいいのか分からないですけど。でも楽しくできたので。そういう声も聞きながらたくさんの方に応援されて、声をかけていただいて。すごく苦しい時もその一言で(気分が)晴れたりしました。だから後輩たちも、JRAはこれだけ今すごい組織になって、もう世界でナンバーワンを争えるぐらいの組織になってきましたから。それを支えている一員として騎手がいますから、その力をファンの方々からもらって、騎手の自分たちで大きくするんだ、強くするんだ、自分たちで楽しくするような形にしてほしいですよね。