【コラム】フォーエバーヤング決戦の地ベルモントパークのパドックに日本から移植された白松が…

ベルモントパーク競馬場パドックの白松(C)NYRA

フォーエバーヤングを迎えて新装ベルモントパーク競馬場のこけら落とし興行となるG1ジョッキークラブゴールドC(ダート2000メートル)が現地18日、日本時間では19日早朝(午前5時14分発走予定)に行われます。

3冠競走を締めくくるベルモントS(G1、ダート2400メートル)の舞台として知られるベルモントパークは1905年に開場。スタンド建て替えはこれが2度目となります。

今回は4億5500万ドル(約728億円)をかけてグランドスタンドとクラブハウス棟を新設、新たに内馬場につながるトンネルがつくられ、100年を超える昔に日本から移植されたという枝ぶり立派な白松の巨木を囲むパドックも見やすく整備されています。

ニューヨーク競馬協会(NYRA)は同時に1億ドル(約160億円)を投じて馬場を改修。来年開催される“ブリーダーズカップ”をにらんで“ビッグサンディ”と呼ばれる1周2400メートル弱のダートコースとその内の2本の芝コースのさらに内周に新たに普段は調教用に使用されるオールウェザートラックを新設しました。

18日は5階建ての新スタンドのうち2フロアだけを開放するソフトオープニングで入場者が限定されるため、チケットは売り出しと同時に即完売。この日に行われる一般競走の賞金は祝典日のご祝儀として50%増額の大盤振る舞いで、秋以降も賞金は高い水準となることが発表されています。

NYRAではカリフォルニアやケンタッキーなど他地区から移籍した馬の馬主、調教師に「ビッグアップルボーナス」支給も発表。リニューアルを起点にして競馬場がファンで埋まった半世紀前の盛り上がりを取り戻そうと本腰を入れています。

7頭立てになったジョッキーCGC(その後2頭回避で5頭立て)は、フォーエバーヤングの能力(昨年の米国レーティングで128・00)が突出して断然ムード。今年まだ未勝利のバエザ120・00、上がり馬のフィリアスフォッグが114・80で続いています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)