蛯名正師は柴田善臣騎手の引退に「数字だけでは表せないものを持っている人。周囲から慕われ…」

蛯名正義調教師(2026年7月撮影)

現役最年長60歳の柴田善臣騎手が引退を決断した。15日、JRAが発表した。本人から騎手免許の取り消し申請があり、18日付けで騎手免許を取り消す。

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競馬学校の2学年後輩であり、互いにトップジョッキーとして長年関東を牽引(けんいん)してきた蛯名正義調教師(57)が引退を惜しんだ。

蛯名正師 本当に素晴らしい先輩でした。あまりうわーっと言うタイプではないんですけど、ポイント、ポイントで声をかけてくれる。見本にすべきような先輩だったと思います。長い間頑張ってきましたし、もっと乗ってほしいという思いはもちろんありました。ただ、けがも多かったですからね。癖馬に乗るのも上手でしたし、どんな馬でも文句を言わず、淡々と仕事をこなす人でした。

体がきつい時や、体重の調整が大変な時でも、きちんと姿勢を保って乗る。そういう姿は本当にすごいなと思っていました。競馬だけでなく、趣味も多くて、酒の飲み方から遊びまで、いろいろなことを教えてもらいました。一緒に飲んだり、遊んだりする機会も多かったですし、年も2つしか離れていないので、身近な存在でした。

引退は非常に残念ですけど、けがも多かったですし、年齢とともに回復も大変になっていたと思います。本当に長い間、よく頑張ってきたなという気持ちです。

数字だけでは表せないものを持っている人でした。周囲から慕われるというか、人を引きつける魅力があったと思います。面倒見もよかったですし、後輩たちを引っ張っていくタイプでした。スノーボードや車いじり、ジェットスキーなど、いろいろなことを最初に始めて、みんなを連れていく。酒の席でもそうでしたけど、そういう場で普段は聞けない話を聞いたり、馬のことを教えてもらったり。自然と距離が近くなっていったのは大きかったですね。