キーワードは「節目のパンジャ」だ。秋のスプリント王を決めるスプリンターズS(G1、芝1200メートル)が27日中山で行われる。有力馬パンジャタワー(牡4、橋口)を所有する深澤朝房オーナー(名義は株式会社DeepCreek)を高橋悟史記者が直撃した。これまでの重賞3勝はすべて節目の回。第60回を迎える今回は条件が整った。
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深澤オーナーの仕事場には3本のレイが並ぶ。パンジャタワーにかけられた、重賞3つのものだ。同馬の全4勝中、新馬戦をのぞく3勝は「第60回京王杯2歳S」、「第30回NHKマイルC」、「第20回キーンランドC」だ。
深澤オーナーは振り返る。「『節目のパンジャ』ですよ。3つの重賞は全部節目の回です。昨年のキーンランドCの時は、松山騎手で勝って『全10場』重賞制覇を達成するおまけもつきました。それで今年のスプリンターズSはみたら、なんと第60回。すごい巡り合わせで、まさに『節目のパンジャ』です」と語る。
今年のキーンランドCは2着も悲観していない。スタートしてすぐつまづいてリズムを崩した。小回りコースで差し馬には有利とはいえない内枠ながら、2着を確保した。「よく頑張って最後2着に来てくれました。父タワーオブロンドンもキーンランドCで2着の年にスプリンターズSを勝って(セントウルS勝利をステップ)います。これもいいですよね。父は2番人気で勝っているので、パンジャも当日に2番人気になってくれれば、なおいいです」と笑う。
深澤オーナーは、大相撲の横綱大の里の東京後援会会長も務める。レース当日の27日は国技館で開催している、秋場所の千秋楽でもある。「ダブルのスーツを着ていきます。スプリンターズSを勝ってくれて、その後に国技館。ダブルで優勝してくれたらうれしい」。中山競馬場で愛馬の活躍を見届け、返す刀ですぐに国技館へ駆けつける予定だ。
今回の結果によっては米国遠征も視野に入れる。「ブリーダーズカップスプリントなのか、ターフスプリントなのか未定ですが行けるなら行きたいとは思っています。まずは国内ですね」。飛躍のためにも国内スプリント王を取りに行く。
◆深澤朝房(ふかざわ・ともふさ)1959年(昭34)2月1日、山梨県出身。不動産管理会社株式会社サンフェル代表取締役。08年に馬主免許を取得。馬主名義は株式会社DeepCreek。由来は好きな武豊騎手の初G1馬「スーパークリーク」と「ディープインパクト」と名前の深澤から。勝負服は黄、黒袖黄一本輪、黒鋸歯形。