【凱旋門賞】「ジャパンCに挑戦」の可能性あった?前売り2番人気モルティーズクロス関係者語る

パリロンシャン競馬場(2024年撮影)

フランスの凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=パリロンシャン)へ向け、大手ブックメーカー各社が前売り2番人気に推している英国のモルティーズクロス(牡3、W・ハガス)の関係者が参戦に至った経緯を語っている。「アットザレーシズ」電子版が27日、伝えた。

英ダービー2着、パリ大賞覇者のモルティーズクロスを所有するジョージ・ウォード氏のレーシングアドバイザーを務めるギャビン・チェンガラニー氏は、管理するウィリアム・ハガス調教師が2歳時から素質を高く評価していたこと、3歳初戦のニューベリー競馬場のレースは調教師、騎手ともに不満を持ったいたこと、ダービートライアルと英ダービーで期待を超える走りをしてくれたことを振り返った。

凱旋門賞と同じ舞台のパリ大賞を制し、ヨーク競馬場のグレートヴォルティジュールSを勝った後、英セントレジャー(英国クラシック最終戦)には向かわなかったが、チェンガラニー氏は「ジョージと私は『ハガスさん、お任せします』というスタンス」とレース選択を調教師に一任していることを明かしている。

その上で「私はセントレジャーに行かなくて良かったと思っていますが、ジョージは『モルティーズクロスなら(セントレジャーを)勝てたはずだ』と言ってきます。パリ大賞で素晴らしい瞬発力を見せ、私個人的には凱旋門賞がいいとずっと思っていましたが、ジョージはどちらの選択肢でも受け入れる姿勢で、もし彼の思い通りになっていたら、セントレジャーとジャパンCの両方に挑戦していたでしょう」と、馬主にはジャパンCへ遠征する意思もあったことを打ち明けている。

モルティーズクロスは連覇を狙うダリズのライバル筆頭。チェンガラニー氏は「ウィリアム(ハガス師)がこの決断に至ったのはよく理解できます。3歳馬は負担重量で有利ですからね。凱旋門賞出走を夢見ながら、断念する馬主もいます。トラブルが起きる可能性もあるので、なんとしても無事に彼をスタートラインに立たせたい。ハガス厩舎は素晴らしい場所で、安心してまかせることが出来ます」と期待を寄せている。