【凱旋門賞】メイショウタバルで挑む石橋師…責任を胸に刻み「プレッシャーはある」

6月14日、阪神11R宝塚記念をメイショウタバルで制して握手を交わす石橋守調教師(左)と武豊騎手

凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)に石橋守調教師(59)が管理馬のメイショウタバル(牡5)を送り出す。手綱を取るのは幼なじみの武豊騎手(57)で、オーナーは騎手時代から親交の深い“メイショウ”、そして三嶋牧場の生産。“縁”を感じるタッグでの参戦に意気込みを話した。

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「信じられないよなぁ」。石橋師は愛馬メイショウタバルの凱旋門賞挑戦に感慨にふける。「しかもユタカと。メイショウさん、三嶋牧場の馬で」。縁の深いタッグで海を渡る。

石橋師は現役時代に世界各国で騎乗した経験がある。「20代の時、河内(洋元騎手、調教師)さんに付いていって、サンタアニタとか乗ったかな。第1回のドバイワールドCも乗ったんだよ(96年、ライブリマウントで6着)。技術とかハングリー精神を目の当たりにして、自分はまだまだだなと思った」。そこから30年。調教師としてフランスに愛馬を送り込む。

騎手から調教師に転向し、重賞初勝利も開業11年目、37度目の挑戦だったメイショウタバルの24年毎日杯だった。祝勝会では「もう勝てないと思っていた」とつぶやいたこともあった。そこからタバルは宝塚記念を連覇し、フランス遠征へ。「開業した時には凱旋門賞に出るなんて思わなかった。今は海外に出る馬は多いけど、正直他人事のように思っていた」と語る。

昨年の宝塚記念を勝利した後に凱旋門賞挑戦のプランは持ち上がったが、故・松本好雄前オーナーの希望で有馬記念へ。ただ、「来年は登録していいぞ」との言葉があった。今年の挑戦は宝塚記念の結果次第となっていたが、敗戦しても白紙になるわけではなかった。「行くのなら格好をつけていきたいなとは思っていた」。馬が陣営の期待にしっかり応えた。

決戦まで残り数日。「プレッシャーはある」。行くからには結果を。騎手時代とは違う、調教師としての責任を胸に刻み、いざ大舞台へ挑む。【下村琴葉】

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