競馬界で通訳・レースホースコーディネーターとして活躍し、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)から今週もコラムが届きました。
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こんにちは。先週の凱旋門賞は、皆様楽しまれましたか? 結果は、地元のダリズが48年ぶりの牡馬による連覇を達成する素晴らしい走りで、その強さを見せつける形となりました。
日本ではメイショウタバルとアドマイヤテラの走りも注目を集めていましたが、残念な結果となりました。私個人としては、特にメイショウタバルの走りに注目していましたが、本来の彼の強さを発揮できずに終わったことが非常に残念でした。そして、武豊騎手ファンの1人として、日本の最初の凱旋門賞勝ちは、武豊騎手だったら運命的だなと感じているので、また来年も武豊騎手が凱旋門賞へ挑戦する姿を見たいと思います。
私自身はこれまでに3回凱旋門賞を経験させていただきましたが、いつもレース前までは自信を戻って「今年こそは」と思えるのですが、レースでは思うような結果が出せず、レース後はその原因についての疑問があふれる不思議なレースだと思います。また来年も、日本の悲願達成に向けての挑戦は続きます。来年こそ夢の扉を開いて欲しいと思いますし、私自身もその扉を開ける関係者のサポートができたらと思います。
話は変わって、私にとってフランスとの関わりを深くしてくれているプーシャン騎手が、今年も天皇賞の週から年末まで日本で騎乗します。今年は、彼にとって2年目の日本となりますが、この1年間のフランスでの騎乗ぶりをみていると、去年の日本での経験を生かして、レースの駆け引きが上手になっている印象です。今年はより一層自信を持って、クレバーなレース運びができるのではないかと期待しています。まだ若く、伸びしろがあるジョッキーなので、素晴らしい飛躍を遂げてほしいと思います。
去年の16勝以上の勝利はもちろん、重賞などでも力を見せて欲しいと思います。私も彼をしっかりサポートしていきます。
プーシャン騎手は、過去に私がサポートした騎手の中でも一番プライベートの時間を満喫しているという印象なので、今年はプーシャン騎手がどんな楽しみ方を発見するのかも楽しみです(笑い)。プーシャン騎手はあまり英語が得意でないこともあり、寡黙な印象があるかもしれませんが、実はとても日本が大好きです。もし、彼を偶然町で見かけた時はぜひ声をかけてあげて下さい。
皆様、プーシャン騎手への応援をお願いします。また、私のコラムで色々とご紹介していきますのでよろしくお願いします。
【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)
◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。1998年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、2011年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。