心配ご無用-。オーストラリアに遠征している香港の世界最強馬、カーインライジング(セン6)を管理するデヴィッド・ヘイズ調教師は6日のバリアトライアル(実戦形式の調教試験)後、ジ・エベレスト(G1、芝1200メートル、17日=ランドウィック)連覇に自信を見せた。
「レーシングNSW(ニューサウスウェールズ)」の公式ニュースは「デジャヴ(既視感)。カーインライジングとヘイズ師、パートン騎手はエベレストでレコードを狙う」というタイトルでこの日の馬の様子、関係者の反応を伝えている。バリアトライアルでニンジャに遅れ、2位で入線したことについては、「どこかで見たような光景だ」と、昨年は同様にジ・エベレスト直前のバリアトライアルで3位入線だったことを紹介している。
この日のバリアトライアルには多くのファンが駆けつけ、カーインライジングの走りを見守った。パートン騎手は「馬場が少し緩かったことや、レース間隔が空いていたことも影響したでしょう。こうした調整は彼を実戦モードに戻し、この環境に慣れさせるために役立ちます。昨年もこうした過程が本番で大きなプラスになりましたし、今回も同じ効果があると思います」と感触を伝え、ヘイズ師は「ぜひコースレコードを出したい」と強気の姿勢を崩さない。陣営は良馬場であれば、19年のレースで記録された1分7秒32(イエスイエスイエス)のレコード更新を視野に入れている。
ヘイズ師は「今年は(昨年より)間違いなくさらに良い馬になっていると思います。ニンジャの動きは非常に良かったですよ。もしあれで動きが良くなかったとしたら、我々の調教評価がひどいということになりますからね。とはいえ、あくまで調教ですから。本番のレースに向けて、さらにしっかりと仕上げていくことになります。昨年の調教とレースを見比べてみてください。今年は調教の動きが少し良くなっていますし、レースでも同様に良くなってくれることを期待しています。調教のタイムは、おそらくレース本番のペースより4秒ほど遅かったはずです。ザック(パートン騎手)は直線に入るとき、流すような感じで走っていましたが、本番ではそんなことはしないでしょう。全力で追うはずです」と自信満々だ。