【ジャパンダートクラシック】ラスト1冠はシルバーレシオ「成長途上でこれだけ。今後が楽しみ」

大井11R ジャパンダートクラシックを制したシルバーレシオ(左)と横山武史騎手(撮影・鈴木正人)

<ジャパンダートクラシック>◇7日=大井◇Jpn1◇ダート2000メートル◇3歳◇出走16頭◇1着賞金8000万円◇1着馬にJBCクラシック優先出走権

2番人気シルバーレシオ(牡、野中)が激流をさばき、ラスト1冠をもぎ取った。大外から差し切り、Jpn1初制覇。勝ち時計は2分4秒0。当初予定の岩田望騎手が騎乗停止のため、代打で初騎乗の横山武史騎手(27)が中央を含め今年の重賞初制覇。史上初の3歳ダート3冠を狙った5番人気フィンガーは9着、ホリエモンこと堀江貴文氏(馬主名義はSNSグループ(株))の所有馬で1番人気のイッテラッシャイは最下位16着に沈んだ。

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慌てず騒がず。シルバーレシオが1角を回った際、先頭フィンガーはすでに2角に差しかかっていた。先頭から最大で約20馬身差。1000メートル通過59秒1の超ハイペースを、後方3番手に構えた。3角で距離を詰め直線は大外へ。体力の削り合いに付き合わなかった分、ぐんぐんと伸びる。残り100メートルで先に抜けたワンダーディーンを並ぶ。最後は横山武騎手の左ステッキに応え、1馬身離した。

チャンスをものにした。当初は岩田望騎手を予定したが騎乗停止に。横山武騎手に白羽の矢が立った。「岩田望来騎手の代打で騎乗依頼をいただいて本当にうれしかったですし、大役を任されたからには何が何でも結果を、と思っていたのでほっとしています」とかみしめた。

準備のたまものだ。先週金曜に栗東へ駆けつけ、追い切りに騎乗。「調教の時から前半は急かすとよくないタイプだなと。向正面でかなり離れてちょっと心配な面はありましたが、3、4角の反応が想像以上によくて、直線では前を捉えてくれると期待して追い出しました」。肌感覚を信じ切り、引き揚げ時にスタンドへ左手を挙げた。

昨年はナチュラルライズで3冠達成を阻まれたが、今年はフィンガーの3冠を阻んだ。「成長途上の中でこれだけ走れる子ですから、なかなかなポテンシャルを秘めているのかなと。もっともっとよくなりそうな余地があるので、今後がより一層楽しみです」。ミッションをこなした横山武騎手が、落ち着いた口調で飛躍に期待した。【桑原幹久】

◆シルバーレシオ▽父 ルヴァンスレーヴ▽母 シルバーポジー(クロフネ)▽牡3▽馬主 (有)サンデーレーシング▽調教師 野中賢二(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 9戦4勝(うち地方2戦1勝)▽総獲得賞金 1億7404万8000円(うち地方1億1500万円)▽主な勝ち鞍 26年ユニコーンS(G3)▽馬名の由来 白銀比