カムニャック貫禄V川田騎手「何よりこの馬が勝つことができてよかったです」/アイルランドT

東京11R、アイルランドTを制したカムニャックと川田将雅騎手(左)。右は2着ジョスラン(撮影・丹羽敏通)

<アイルランドT>◇11日=東京◇G2◇芝1800メートル◇3歳上牝◇出走16頭◇1着馬にエリザベス女王杯優先出走権

貫禄勝ちだ。メンバー唯一のG1馬カムニャック(牝4、友道)が秋初戦を制し重賞4勝目を挙げた。勝ち時計は1分44秒4。他馬(昨年勝ち馬ラヴァンダ除く)より1キロ重い56キロを背負い、2着ジョスラン(牝4、鹿戸)を半馬身差し切った。鞍上の川田将雅騎手(40)はJRAでは3月のファルコンS以来の今年重賞6勝目。連覇を狙った2番人気ラヴァンダ(牝5、中村)は3着だった。

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狙った敵は逃さない。残り100メートル。川田騎手のアクションに連動し、カムニャックがギアを上げた。先に抜けたジョスランへ馬体を寄せ、ゴール前でもうひと伸び。昨年のローズS以来、1年1カ月ぶりの白星だ。川田騎手は「何よりこの馬が勝つことができてよかったです」と、左手で首筋をなでてねぎらった。

厚い信頼で勝ち切った。1000メートル通過57秒9と流れたが、先頭とは約10馬身差の中団を追走。鞍上は「ハナに行った馬以外は落ち着いた流れではあったので、ちょっと後ろめだなとも思いましたけど、取れたポジションがそこだったので、そこでしっかりとリズムを取りました」と手応えを尊重。カムニャックも上がり最速33秒4の末脚で、鞍上の思いに応えた。

テンションの高さは依然見られたが、大江助手は「徐々に落ち着きが出て大人になってきている印象」と成長を実感。ゲートに最後入れの大外枠も奏功した。今後はエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、11月15日=京都)など得意の中距離戦が控える。川田騎手は「もちろんオークス馬ですしG1を勝った上で、精神面の不安はありますけど、これだけの内容で走れるので、それにふさわしい馬です」とG12勝目を射程圏に入れた。【桑原幹久】

◆カムニャック ▽父 ブラックタイド▽母 ダンスアミーガ(サクラバクシンオー)▽牝4▽馬主 金子真人HD(株)▽調教師 友道康夫(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 10戦5勝▽総獲得賞金 4億3715万1000円▽主な勝ち鞍 25年フローラS(G2)オークス(G1)ローズS(G2)▽馬名の由来 祝福された者(サンブル語)