【南部杯】福永師「亡きオーナーが初めて預けてくださった馬。G1を勝てる馬を…」/一問一答

南部杯を制したメイショウハチローの福永師(撮影・桑原幹久)

<南部杯>◇12日=盛岡◇Jpn1◇ダート1600メートル◇3歳上◇出走11頭

メイショウハチロー(牡4)を管理する福永祐一調教師(49)はこれがG1級初制覇となった。

以下はレース後の一問一答。

-このレースに挑むにあたって、1枠1番。レースプランは

福永師 メンバー構成からも、前で運ぶ形になるのかなと思っていました。スタート次第で逃げるか、控えるか、逃げ馬の後ろか、といったレースになるのではないかなと考えていました。ジョッキーとは事前に細かく打ち合わせすることはありませんでした。

-逃げずに前に馬を見る形に驚きはなかったか

福永師 ゲートの駐立が開く直前に少し良くない形だったので、「あ、これでは出られないな」という形で見ていました。案の定、良い形でのスタートは切れませんでしたが、うまくジョッキーがリカバリーをしてくれて、あそこのポジションを取り切れたのはよかったです。位置の取り方もよかったですね。スピードに乗せすぎると、その後スローペースになったので、無駄な力みが生じてしまいます。その取り口や塩梅が非常にうまかったと思います。

-ラチ沿い内の3番手、2番手あたりから直線3、4角で抜け出す形は、見てる方としても完璧だと感じたか

福永師 前が遅かったので、逃げ馬と2番手の、どこのスペースが開くかというところでした。他馬にもだいぶ余力があったので、逃げ馬の内を無理やり突くしかないのかなと思って見ていました。2番手の馬がいいタイミングで少し下がってくれました。理想的な形で外に持ち出せましたし、これなら最後は伸びるのではないかなと思って見ていました。

-前走東海Sで重賞初連対。やはり力はある馬だと感じていたか

福永師 成長曲線的にはまだこれからかなというところはありましたが、今回、非常に体調もよかったです。長距離輸送も上手にクリアしてくれて、非常にいい馬体で今日もいました。いい走りができるのではないかなと思っていました。今日の内容はやはり枠もよかったですし、ジョッキーもよく乗ってくれました。全てが完璧に運んだからこそだと思います。

-今後については

福永師 ここでG1を勝ってくれましたので、レース選択は自由にできます。来年のフェブラリーSは使いたいなと思いますが、JBCに関しては間隔が詰まるので、そこは馬の体調と相談します。今まではあまり間隔を詰めるとよくない、少し硬さが出る馬ですので、馬の様子を見ながらですが、フェブラリーSは使いたいと考えています。

-福永師は騎手としても(南部杯で)2勝、調教師としても今回勝ちました。縁がある

福永師 盛岡競馬場はジョッキーのときから縁のある競馬場です。メイショウさんもそうですし、たくさんレースも勝たせていただきました。そういったところで、初めてこのような大きいレースを勝てたことにも何か縁を感じます。いいコースで走りやすいので、またここで走れるような馬を連れてきたいです。

-ビッグタイトルをもたらしたメイショウハチローを福永師の言葉でほめてあげてください

福永師 亡き松本好雄オーナーが初めてうちの厩舎に預けてくださった馬です。そのような馬で重賞を勝つことができ、本当に光栄に思います。また、そのようなG1を勝てる馬を初年度から預けてくださったという恩に、少しは報いることができたのではないかなと思っています。まだまだこれからの馬ですが、少し良い報告ができるのではないかと考えています。

【松田直樹】