「闘争心は衰えていなかった」12年ダービー馬ディープブリランテ死す、17歳

ディープブリランテ(2020年2月撮影)

12年のダービー馬ディープブリランテが、17歳で息を引き取った。けい養先のパカパカファームが24日、明かした。

尿路結石によって膀胱(ぼうこう)が破裂し、損傷を修復するために手術を受けたものの、願いはかなわず。術後に天国へ旅立った。

同馬の生まれ故郷であり、余生を過ごしたのがパカパカファーム。スタッフは「亡くなったことはネガティブなことではありますが、この事実を一緒に受け入れていただければと思います」とファンにメッセージを残した。

印象に残るレースはやはり、12年ダービー。外からせまるフェノーメノの追撃を鼻差しのぐ、勝負強さを見せた。同スタッフは「ダービーは日本の最高峰のレースです。ダービーブリーダーにさせていただいたことは、馬にも感謝していますし、携わってくださった矢作先生や、岩田(康誠)ジョッキーにもすごく感謝をしています」と思いを伝え、「種牡馬を引退して、戻ってきてからもあの闘争心は失われていなかったんですよ。スタッフに戦いを仕掛けたりして。『いつもどっちが勝ったの』と聞いていたぐらい、闘争心は衰えていなかったんです。走るのも好きですけど、戦うのが好きなんだなと。天国に行っても、走っていると思います」と思い出があふれ出ていた。

11年、矢作厩舎でデビューし、無傷2連勝で東スポ杯を制覇したディープブリランテ。3番人気で臨んだ皐月賞は3着に敗れたが、ダービーで皐月賞馬ゴールドシップらを退け、世代の頂点に立った。次走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは8着。帰国後は菊花賞で2冠制覇を目指したが、右前脚の屈腱炎を発症して回避。関係者が協議した結果、引退することが決まった。

現役引退後は種牡馬として活躍。23年毎日王冠など重賞3勝のエルトンバローズ、20年日経新春杯を制したモズベッロなどの重賞馬を輩出した。