2012年日本ダービー優勝馬ディープブリランテ(牡、父ディープインパクト)が24日までに他界した。17歳だった。繋養(けいよう)先のパカパカファームによれば、尿路結石によるぼうこう破裂を発症し、手術後に息を引き取った。
競走馬時代に管理した矢作芳人調教師は24日、東京競馬場で取材に応じ、「虫の知らせか、たまたま亡くなる前日にパカパカファームに行っていたけれど、会えなかった。残念。ちょっと早いなと思う」と悼んだ。
皐月賞3着のあと、ダービーでは大接戦を制して世代の頂点に立った。矢作調教師は「あの鼻差で勝ったダービーがあったからこそ、いまの矢作厩舎があると思う」と感謝を込めた。
同年夏はキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに出走して8着。菊花賞目前に屈腱炎を発症し、現役引退が決まった。トレーナーは「調教師になって、あれほどショックだったことはなかった。今は、本当にありがとうと言いたい」と静かに語った。
種牡馬としてエルトンバローズやセダブリランテスなどの重賞勝ち馬を送り出し、23年シーズンを限りに種牡馬を引退。その後は生産牧場であるパカパカファームで余生を送っていた。同ファームは「牧場の貢献馬。亡くなったことは残念ですが、種牡馬になったあとに生まれた牧場に戻ってくる馬はなかなかいない。最期を看取れてよかった」と話した。【奥岡幹浩】