レース前日の24日、早朝から雨が降りしきる栗東トレセン。鼻先が地面につくのでは、と思えるような重心の低い走りでロブチェン(牡、杉山晴)は坂路を登坂した。4ハロン65秒7-14秒9で軽快に駆け上がった。
またがった房野助手は「現状の中でいい感じ。角馬場でも乗りやすさがあった上に、人間の制御下でちゃんと動けるようになった。以前はできていなかったからね」と成長ぶりを笑顔で伝えた。
さらなる成長を期待する中で3冠へ挑む。「ここが終わりと思っていない。もっともっと良くなる」と将来を見据えるが、ここに向けて全てを注いできた。「馬場が渋ってもマイナスにはならない。そこで3000メートルなら、この馬の底力がより生きると思う。あとは馬と松山騎手に任せるだけ」。人事を尽くし、淀で天命を待つ。【深田雄智】