天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、11月1日=東京)の最終追い切りが28日、東西トレセンで行われた。紅一点の存在となるレガレイラ(牝)を管理する木村哲也調教師(53)が共同会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-前走オールカマーは4着
休み明けでしたが、全体的にファイトしてくれた。ちょっと着順だけ残念だったけれど、走り切ってくれて、えらいなと思って見ていた。
-馬場も影響したか
そこを言いわけにしちゃうと調教師としては恥ずかしいなというところはあるけれど、現実的には、あれはつらかったかなというのは、正直な気持ちとしては持っています。
-前回から中5週での調整
いったんノーザンファームで休養。レースの3週間半前に入厩して、調教を行っています。
-1週前追い切りでは岩田望来騎手がまたがった
ジョッキーにはとくに注文はしていなくて、感触をつかんでくれればと思ってお願いした。1週前だったので、長い距離を走ってもらい、スムーズに運べればなと思っていたが、その通りになったかなと。動きももちろん良かったです。ジョッキーからもフィードバックをもらった。
-それを受けての最終追い切りは
実戦的な折り合い面だとか、ゴールに向かって頑張るところとかを見たいと思っていた。
-今回は初めての東京2000メートル
レースのイメージというよりも、自分自身は当日までの馬のコンディションに重きを置いて仕事している。レースというよりも、馬の当日の気配や、返し馬の質などを考えて、丁寧に積み上げていきたいなと思っています。
-岩田騎手とは初コンビ
ジョッキーが悔いない感じで終われれば。ありきたりですが、まずは無事にゴールしてくれればというところはあるんですが、せっかく関西から乗りに来てくれているので、なんとかジョッキーにはいい思いをして帰ってもらえるように、調教師として、彼に対してサポートできることを全面的にやっていきたいと思ってます。
-相手関係について
G1なんで、本当にもう、トップオブトップの馬しかいないので、それは険しいものがあるし、どの陣営もそこに向かってすごい勢いでくる。どの馬の関係者にもリスペクトの気持ちは持っています。ただ自分としては、ほかの馬を気にしながら調整するわけではないので、繰り返しになりますけど、日曜日にいいコンディションで迎えられるように大切に過ごしていきたい。
-理想のレース運びは
ないです。騎手がやりたいようにやれるようなコンディションに持っていきたい。
-エリザベス女王杯ではなく、天皇賞に挑む意図。
難しいですね。難しいというか、思いはいろいろとあって…。あくまでこれは僕の個人的な部分ですが、2歳、3歳、4歳と彼女はG1を勝ってくれて、ましてや牡馬混合のG1も勝っているわけですよね。僕のキャリアの中で、こんな牝馬にはもう2度と巡り合うことはできないだろうという部分も持ち合わせています。それと、牝馬なので、もう、もっともっとという部分もそんなに必要ではないのではと思っている部分も正直あるんです。無事に牧場に返すことが僕にとっては一番重要なことではあると思っていて。なんて言うんでしょうね…ホームでできるG1だし、あと、左回りでしっかり走らせてみたいなっていう気持ちもあるし。なんて言うんでしょう、その後の予定レースとの出走間隔もそうだし、いろんなことをトータル的に考えて、ある意味ではチャレンジという表現もできるのかもしれないですけど、挑戦の部分もありながら、ある意味、安心安全の部分も確保しないといけないと思ってるし。そういったトータル部分のことも合わせて、今回天皇賞を使うというところに持ってきている。そんなところです。
-ファンにメッセージ
日頃から多く応援のお言葉や、お手紙をいただいたりしている。多くの方に注目され、愛され、支持を受けている馬だと思っている。そういった馬を管理させていただける環境がどれだけ幸せなことか、日々かみしめながら仕事に向かえていることは、本当に感謝しかないなと思っています。そういった気持ちをどれだけファンの皆様にお返しできるかはお約束できないけれど、喜んでもらえる結果になれば僕も嬉しいし、そういう走りへと導けるように取り組んでいきたいなと思っています。