【メルボルンC・全頭ジャッジ】難解なハンデ戦を制するのは?海外馬券発売G1競走の出走馬解説

マクドナルド騎手(2024年撮影)

今日3日の日本時間午後1時、「国の動きを止める」と称されるオーストラリアの国民的競走、メルボルンC(G1、芝3200メートル、フレミントン)が発走となる。難解な24頭立てのハンデ戦に今年も地元オーストラリアだけでなく、欧州から有力馬が参戦。日本馬スティンガーグラスは残念ながら出走回避となったが、JRAによる海外馬券発売が行われる。全24頭の出走馬を熱く解説します。

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馬番1 サンズアンドラバーズ 5頭出しのジョセフ・オブライエン厩舎だが、主戦のマクモナグル騎手が騎乗するのがこの馬。今年は2月にサウジアラビアのG2を快勝。7月にもフランスでG2を制し、本格化している。前走は地元アイルランドのG3キルターナンSで2着。トップハンデ57・5キロを背負うが、3番ゲートは好枠。好勝負が期待できる。父はディープインパクト産駒の仏ダービー馬スタディオブマン。

馬番2 トラストユアインスティンクト 世界一の名手ジェームズ・マクドナルドを起用するジョセフ・オブライエン厩舎の有力馬。前々走でG2カラCを制覇。前走はG1アイリッシュセントレジャーで4着に食い込み、欧州のトップレベルのステイヤーの1頭。57キロのハンデは他馬との比較では重いが、欧州ではずっと60キロ以上を背負ってきているだけにアッサリ克服の可能性も十分。17番ゲートから「ジェイ・マック」の立ち回りに注目したい。

馬番3 ナイツチョイス 一昨年のメルボルンC覇者。そのときはゴール前で日本馬ワープスピードとの追い比べを制している。2走前のハーバートパワーSは3着に好走し、能力健在を感じさせた。前走コーフィールドCは14着に凡走したが、一発を狙えそうな2番枠を引き当てた。

馬番4 ミドルアース 昨年のメルボルンCで3着に好走。今シーズンの着順は低調だが、走っているレースを見ると、アンダーウッドS、ターンブルS、コーフィールド、コックスプレートとG1連戦で戦っている相手も常にトップクラス。大一番でピークを迎える可能性も十分。最内の1番枠も怖い。

馬番5 ヴォバン メルボルンCに4年連続挑戦で、昨年の6着が最高。前走のジーロングC9着からどこまで変わってくるか。22番枠というのは厳しい。

馬番6 エンフジャール 親日家のロジャー・ヴェリアン調教師が管理。英G3グロリアスSを制し、オーストラリア遠征初戦のコーフィールドは好位から見せ場十分雄3着。3200メートルは未知数だが、8番ゲートなら先行し、いいポジションで競馬ができる。

馬番7 ロイヤルスプレマシー 昨年のメルボルンCは15着に大敗。勝つときは鮮やかな逃げ切り。前走コーフィールドC15着で他馬のマークは緩くなりそうだが、21番枠はマイナスか。

馬番8 ワインダークシー 日本のファンにもおなじみダミアン・レーン騎手とのコンビ。父ユリシーズ、母の父シーザスターズという欧州血統で、3200メートルは問題ない。2走前に英国のG3ジェフリーフリーアSを快勝。前走のコーフィールドCは11着の凡走に終わったが、能力的には十分期待できる。56キロを背負い、外の23番枠が課題になる。

馬番9 アステリックス 出走取り消し。

馬番10 グッディートゥーシューズ 昨年は51・5キロのハンデで2着に激走。今年は55キロに負担重量が増えるものの、夏に欧州のG3で2着、G2制覇と充実のシーズンを過ごしている。前走アイルランドのキルターナンSは10着に敗れたが、昨年に続く大駆けがあってもおかしくない。

馬番11 ジュジャキボ 10月に入り、G2を連勝してメルボルンCの出走権を確保した。前走は今回と同じフレミントン競馬場の重賞で、58キロを背負い、豪快な差し切りを決めた。今回はハンデ55キロ。14番枠もこのレースでは好成績の枠番で好勝負を期待できる。

馬番12 ホープウェルロック 今夏の札幌、ワールドオールスタージョッキーズで総合2位の成績を収め、今後のオーストラリアを代表するジョッキーになることが期待されるザック・ロイド騎手が鞍上。前走は夏のヨーク競馬場の名物ハンデ戦、イボアハンデキャプで2着惜敗。G1級で戦ってきていないものの、ハンデ54・5キロも魅力だ。一発候補。

馬番13 ワンスムースオペレーター メルボルンCは過去2年とも大敗。メルボルンC3年連続挑戦(過去12・16着)。前走ジーロングCは11着で、ここも厳しそう。

馬番14 ソウルオブスペイン 4月のシドニーCで2着に好走し、高い長距離適性を誇る。前走のコーフィールドCは早めの仕掛けで最後に失速したが、内容は悪くなかった。5番ゲートでハンデ54・5キロ。穴を開ける可能性は十分にある。

馬番15 ザーラン 3走前にG3ナチュラリズムSを勝利。競走中止馬の出た前走コーフィールドCはスムーズな競馬ができなかった。3200メートルは未知数だが、11番枠から直線さばければ追い込みが怖い。

馬番16 ソーユーアー 「キング姐さん」の愛称で日本のファンに愛されるレイチェル・キング騎手が騎乗。前走のベンディゴCを勝って出走権を確保した。現在4連勝中で、重賞3連勝中の勢いは魅力。7番ゲート、54キロならこの舞台でも面白い。

馬番17 フューチャーヒストリー 昨年、コーフィールドC&メルボルンCの「カップスダブル」を達成したジェイミー・メルハム騎手が騎乗。経験豊富な8歳馬でハンデは53・5キロ。どこまで食い込めるか。

馬番18 ジェームズジェイブラドック 今年の英ダービーでクリスマスデイ、モルティーズクロスの3着に入っている実力馬。愛ダービーで6着に大敗後、セン馬になり、前走キルターナンS6着からここに挑む。大外枠は大幅なマイナス材料だが、英ダービー3着馬がハンデ53・5キロというのは、ものすごく魅力。能力発揮ならまとめて負かすだけの力を秘めている。

馬番19 キズリャル 5頭出しするアイルランドのジョセフ・オブライエン厩舎が送り出す伏兵。6月のロイヤルアスコット開催で約4000メートルの長距離戦を勝利。53・5キロは魅力。

馬番20 ポイントオブロー 前哨戦のジーロングを快勝し、優先出走権を獲得。母のポートフォリオはエリザベス女王が所有したディープインパクト産駒。ハンデは53キロ。3200メートルの距離が鍵になるが、現地メルボルンでは1番人気級の評価となっている。

馬番21 ストリクトリービジネス 5月の南オーストラリアダービー2着馬。今シーズンは3戦すべて2ケタ着順。53キロで内枠の4番枠だが、厳しいか。

馬番22 ミスターモナコ ここ2戦はフレミントン競馬場で好走。2走前のG3バートカミングスを制し、前走のG2ムーニーバレーゴールドCもよく追い込んだ3着。16番枠でやや外に入ったが、52・5キロのハンデなら…。

馬番23 ザコウマ 5月にフレミントン競馬場のリステッド競走(ラムズデンS)を勝って、優先出走権を獲得。スタミナを秘める血統でハンデは52キロ。侮れない。

馬番24 ショックレッツ 父は09年のメルボルンC覇者ショッキング。フレミントン巧者で、なんといっても51キロの最軽量ハンデ馬。とにかく押さえたい1頭。