「フォーエバーヤングは敗戦で大きく評価が下がることはない。彼にも限界はある」海外アナリスト

BCクラシックを制したソヴリンティ(C)Breeders’Cup/Eclipse Sportswire

欧州、米国、中東、オセアニア、中南米など世界各地の競馬場でGPSによるレース解析や競馬データの提供を行っている「トータルパフォーマンスデータ(TED)」社がホームページのブログを更新し、10月31日に行われたBCクラシック(キーンランド競馬場)を回顧している。

ブログ執筆者でアナリストのアダム・ミルズ氏は「総合的な数字では最高のパフォーマンスではなかったかもしれませんが、ソブリンティは偉大なチャンピオンにふさわしく、勝利の栄光の中で引退しました」と、勝ったソヴリンティ(牡4、W・モット)をたたえた。

勝ちタイム2分0秒36は過去3回のキーンランド開催のBCクラシックよりも遅かったが、22年フライトラインの2分0秒05と大きく変わらず、最も速い20年オーセンティックとの比較でも0秒76遅いだけだった。ソヴリンティは最後までストライドが衰えない馬であり、「最終コーナーで先頭集団に並んだ時点で、勝者はただ一人しかいないことは明らかだった」と振り返っている。

史上2頭目の連覇に挑み、5着に敗れた日本馬フォーエバーヤング(牡5、矢作)については「これほど独特のキャリアを歩む馬は今後、そうそう現れないはずだ。3つの大陸でG1を制し、競馬界のスーパースターであり、もちろん、ベストの状態でなかったことは明らかで、彼は今回の敗戦で大きく評価が下がることはないはずだ。(2着の)ザプーマや(4着の)テーオーパスワードがフォーエバーヤングよりすごい馬だとは誰も思わないだろう。昨年のクラシックを勝ったフォーエバーヤングにとって、淡々とした流れは向いているはずだった。ただ、彼の終盤(2ハロン)のラップは出走馬中6番目の数字だった。直線で伸びを欠いており、もしかしたら、5歳の彼には疲労が蓄積していたのかもしれない。私たちはフォーエバーヤングのデータを9走分、記録している。彼は素晴らしい実績を残してきた名馬だが、彼にも限界はある。(フォーエバーヤングより)大きなストライドで走るソヴリンティが並び掛けてきた時点で、結果は火を見るより明らかだった」と分析している。