昨年のBCクラシックを制して年度代表馬となったフォーエバーヤング(牡5、矢作)は、ラストランとして東京大賞典(G1、ダート2000メートル、12月29日=大井)を目標にすることが決まった。管理する矢作芳人師(65)が8日に東京競馬場で明かした。
フォーエバーヤングは現在、千葉県白井市の競馬学校で帰国検疫中。師は「あくまで馬の状態を確かめてから」と前置きしたうえで、「東京大賞典を目標にします。それで引退します。中間に少しでも状態が上がらなかったり、何か少しでも不安が出たら、その時点で引退します」と語った。
10月31日のBCクラシックでは史上2頭目の連覇に挑んだが5着に敗れた。その悔しさを大井で晴らす。師は「正直、自分としては引退しちゃったほうが楽なんでしょうが(笑い)」と冗談めかしつつ、「オーナー(藤田晋氏)もやっぱり、日本の競馬ファンにフォーエバーヤングを見てもらいたいという思いがある。それは自分も、厩舎もある」。来年の種牡馬入りは決まっており、ここで引退の可能性もあったが、主戦の坂井騎手や矢作師の故郷でもある大井の大一番で国内のファンへ別れを告げることになった。
3連覇がかかるサウジC参戦も「相当検討した」とという。とはいえ現地の情勢などから「リスクは負えない」と判断。有馬記念での芝初挑戦については「自分がちょっと否定的だった。確かに盛り上がるかもしれないが、そこまで馬に苦労はかけられない」と説明した。【奥岡幹浩】