インパクト大の外観。遠くからでないと写真には収まりきりません
インパクト大の外観。遠くからでないと写真には収まりきりません

カラフルな砂糖菓子でコーティングされたチョコとして世界中の老若男女に愛されているアメリカ生まれのM&M’s。パッケージに描かれている5色のかわいいキャラクターも人気ですが、ラスベガスにはそんなM&M’sとキュートなキャラクター愛に溢れる専門店「M&M’s ワールド」があります。

見ているだけで楽しい気分になる量り売りコーナー。どの色を入れようか迷ってしまいます
見ているだけで楽しい気分になる量り売りコーナー。どの色を入れようか迷ってしまいます

カジノホテルが立ち並ぶメインストリート「ストリップ」にあるM&M’sワールドは、遠くからでも一目でM&M’sのキャラクターが見て取れるほどインパクト大。そして一歩店内に入ると、誰もが思わず「かわいい!」と声を出してしまうほどインスタ映えするカラフルでキュートな空間が待っています。

4階建ての店内は「レッド」「イエロー」「グリーン」「ブルー」の4色のキャラクターに色分けされており、Tシャツや靴下などアパレルやマグカップやボウルなどの食器、ぬいぐるみやステーショナリー、雑貨など様々なキャラクター入り商品がフロアごとにカテゴリー分けされて売られています。

壁一面に並ぶ様々な色のM&M’sは圧巻
壁一面に並ぶ様々な色のM&M’sは圧巻

中でも一番人気なのが、壁一面に並んだカラフルなM&M’sが入った筒のような入れ物から好きな色を自分好みで好きなだけミックスできる量り売りコーナー。赤や黄色、緑など定番色以外にもグレーや黒、パープル、紺色などお菓子らしからぬ色もあり、見ているだけでも楽しめます。備え付けの専用袋に自分好みのM&M’sを詰めるだけでもワクワクしますが、それを入れるためのキュートなケースも売られており、中にはカジノの街らしくスロットマシーン型ケースなどもあるのでお土産にも喜ばれそうです。ほかにも無料の3D映画を上映するシアターや4色のキャラクターたちと記念撮影ができるコーナーなどもあり、ショッピング以外にも楽しめる仕掛けがいっぱいです。

店内のエレベーター横の壁には、その歴史が一目でわかる絵が描かれています
店内のエレベーター横の壁には、その歴史が一目でわかる絵が描かれています

そんなM&M’sワールドにおいて今もっとも話題なのが、チョコレートにメッセージや絵柄を刻印して自分だけのオリジナルM&M’sを作ること。専用機械の画面からチョコレートに刻印したい文字や絵柄を選び、好きな色のM&M’sを好きな分だけ専用カップに入れ、最後はそれを機械に投入すると自分だけのオリジナル商品の出来上がりです。文字や絵柄は4つまで選ぶことができ、1列に9つの文字まで入るので名前やメッセージなどを入れて特別な記念日の思い出にしたり、プレゼントしても喜ばれそう。カップのサイズも大中小と選べるので、これからの季節はハート模様と好きな人の名前を刻印したバレンタインデーのオリジナルチョコを作ってみるのも良いかもしれません。

靴下コーナー。大好きなキャラクターになりきって好きな色を選んでみては?!
靴下コーナー。大好きなキャラクターになりきって好きな色を選んでみては?!

ちなみにM&M’sはアメリカで1941年から販売されている長い歴史を持つチョコ。日本でも1981年に「お口でとろけて、手にとけない」のキャッチフレーズで販売が開始されて流行しましたが、戦時下の時代においてスペインで兵士たちが手を汚すことなく砂糖をまぶしてチョコレートを食べている姿からヒントを得て開発されたのがM&M’sの始まりだったと言われています。どんな環境でも溶けずに甘いチョコが手軽に楽しめるため、1982年にはスペースシャトルに搭載されて宇宙飛行士たちのおやつとして宇宙にも旅立ち、今日まで宇宙食としてその役割も果たしています。

4色のキャラクターたちとの記念撮影できるコーナー以外にも店内のいたるところにキャラクターたちが鎮座しています
4色のキャラクターたちとの記念撮影できるコーナー以外にも店内のいたるところにキャラクターたちが鎮座しています

M&M’sワールドは、全米では他にフロリダ州オーランドとニューヨークにしかなく、西海岸ではラスベガス店が唯一の店舗。自由の女神があるカジノホテル「ニューヨーク・ニューヨーク」の斜め向かいと言う便利な立地にあるので、ラスベガスを訪問した際にはぜひチェックしてみて下さい!(米ロサンゼルスから千歳香奈子。日刊スポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)