新ひだか町東静内沖に15日、ヤナギノマイとマダラを狙って出掛けた。プランクトンが大量に発生し苦戦したが、26~38センチのヤナギノマイが1人15~40匹。60~85センチのマダラが同3~10匹の釣果となった。

 午前4時30分、東静内漁港からはるか(宮下忠夫船長、【電話】0146・43・2229)に6人が乗船し、40分ほど沖に向かった。胴突き仕掛け、ジグ、オモリ200号。天候晴れ、風は弱く波も1メートル程度だったが、数日前から高気温が続いたこともあってから、ポイントは海水温が高かった。

 水深10~30メートル前後には大漁のプランクトンや小魚が魚探に映っており、ヤナギノマイの食いは渋い。移動を繰り返し、水深90~110メートルに竿(さお)を降ろすと数匹ずつ上がり始めたが、サメに邪魔をされることもあった。マダラはジグが効果的で、サンマやイカの餌には食い付かなかった。

 後半はヤナギノマイが多少良くなり、追い食いで5~6匹が上がった。帯広市から参加していた、大の釣り好きという山本敦子さんはヤナギノマイを次々と釣ったほか、良型のマダラも上げるなど絶好調。男性陣を上回る釣果で、宮下船長も驚いていた。

 ほかに、船中数匹のソウハチが交じった。ベタなぎで暑い1日だったが、午前11時30分の沖上がりまで楽しんだ。宮下船長は「抱卵のヤナギノマイの産卵が終われば食いが戻るはず」と話しており、今後に期待が持てそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=63】