これを皮切りにカチ、ズンとした強いアタリでポツリ、ポツリと同型が竿を絞るが、ジャミの活性がさらに上がり、ウキの周りに盛り上がってくるぐらいに寄りだした。

 次はウキを3ランクほど大きくし、エサを速くタナまで落としていくが、糸ズレやカラツンが多く、なかなかペースに乗れない。

 そして午後3時すぎ、ボーリング調査が終わると魚の活性が一段と上昇。ウキの周りにモジリが出だし、ヘラとジャミでエサがまったく持たない。そこでベースエサを超硬ボソタッチにし、ハリも8号までサイズアップ。ハリスも上20センチ、下30センチまで短くするとドスンとウキが入った。合わせるとドシッと重みが竿に乗り、沖へ一気に走る引きに両手で応戦。なんとかタモに収めたのは36・4センチの良型だった。

 その後も30~35センチが次々に竿を絞り、21匹目を釣った午後4時すぎに納竿。どのヘラもコンディションが良く、引きが強烈なのが印象的だった。【藤井秀和】

 【問い合わせ】大杉ダム自然公園管理委員会【電話】0795・80・3553。遊漁料は1日800円、年券6000円(現地徴収のみ)。ダムの上流部に大杉ダム自然公園オートキャンプ場があり、水洗トイレやシャワールームの設備もある。

 【交通】舞鶴若狭自動車道の春日ICを出て信号を右折。国道175号を福知山方面へ。八日市の信号を左折。県道282号を東へ。前山小学校を通過し、600メートルほど走ると、左手に標識があり、次の三差路を右折すると大杉ダム。

 【今後の見通し】これからも安定した釣果が続くと思われる。底近くでは40センチ前後も良く釣れている。水位の回復とともに、荒食いが期待できそうだ。