日本海古平町の古平沖で13日、秋ヒラメを狙った。良型中心に大型も交じって数が釣れ、強い引きと手応えを楽しんだ。

午前5時、古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に6人が乗船し、15分ほど沖に向かった。晴れ、風は弱く、波1メートル。ヒラメ用仕掛けにバケ500~600グラム。餌はオオナゴを使用。水深は25~30メートル。

早朝はウネリがあり、竿(さお)を振ってもアタリがなかった。そのため、何度かポイントを変えて仕掛けを下ろすと、水深23メートルで待望のヒラメがヒット。ほどなく、次々と釣れ始め、タモを入れるのが間に合わないほどの入れ食いに。中にはダブルで上げる人もいて、船上が歓声に包まれた。

ベタ底にはフグが多く、2~3メートル上げて狙うと効果があった。このポイントにはヒラメが群れており、船が流されるとアタリもなくなった。しかし、船を流して元のポイントに戻ると、再び一度に数人の仕掛けに食い付いた。手返し良く仕掛けの投入が素早い人は数も伸びた。

時間が経過すると潮の流れが止まり、アタリが鈍くなった。それでも、単発で釣れた中に、この日の最長となる65センチが加わった。入れ食いだけでなく、食い渋る時間もあったが、午前11時の沖上がりまでに40~65センチが1人8~23匹と上々の釣果。他に、マゾイやヤリイカが船中数匹交じった。本間船長は「今後も好調は続き、良型の数釣りが楽しめる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】