太平洋胆振方面は今、ソウハチ釣りのピークを迎えている。13日の地球岬沖は快晴、風は弱く、波1メートルと絶好の釣り日和で、思惑通りに大漁となった。

午前5時、室蘭市追直漁港から第8明星丸(磯部辰己船長、【電話】090・6878・6212)に6人が乗船、40分ほどのポイントに向かった。胴突き仕掛けにオモリ150号。餌は赤イカを使用した。

この日は潮の流れも良く、船が適度に流された。タナ20メートルとの船長の指示に従い、濁りのない海中に仕掛けを下ろすと、すぐにヒット。竿(さお)を揺らして小型~中型が上がった。

その後、タナは15~30メートルの間で上下したが、その都度、的確な指示があり、狙いを定めやすかった。魚群の移動に合わせて船の位置を変えながら、アタリを待った。群れが濃いと一度に4、5匹や7、8匹が掛かった。薄い群れでも待っていると次第に濃くなり、良型が多く釣れることもあった。

針数が付くと竿が大きくしなり、巻き上げるのに一苦労。取り込む際に1、2匹が外れてしまうこともあったが、手返し良く仕掛けを下ろして数を集めた。

前半は浅かったタナが徐々に30~40メートルに下降したが、どの層でも食いは良好だった。後半はさらに魚影が濃くなり、入れ食いに。小学5年の磯部光希君も、船長のお父さんに手伝ってもらいながら針数を釣り上げて大喜び。他にも大型クーラー2つ以上を釣った人や、釣果を収容しきれない人もいて、午前11時に沖上がりとなった。

1人当たり26~38センチを200~500匹上げ、大満足の釣行となった。磯部船長は「地球岬沖のソウハチは今後も好調が続く」と見通していた。【リポーター・竹鼻雅己=65】