秋ヒラメの漁場として知られる神恵内村の川白沖に10日、出掛けた。晴れ、風は時々強く、波1メートル。潮の流れにも恵まれ、数を釣ることができた。

午前5時30分、川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に3人が乗船し、5分ほどの前浜~柵内へ向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム。オオナゴを餌にし、水深35~45メートルを狙った。

前半は、水深40メートル前後を流した。すると、数分後にガツンという引きが。食欲旺盛な秋ヒラメは餌に食い付くと一気に飲み込むため、合わせる必要はなし。強引に巻き上げると、良型が暴れながら上がってきた。

タナを底から2~5メートルと定めて竿(さお)を振ると、連続してヒットした。中には、ダブルで掛かってくるなど、数釣りを予感させた。底にはフグが群れており、タナを4~5メートルに変えると大型ヒラメが付いた。

後半、風が強まると一時的に食いが渋くなった。しかし、風が弱まるとアタリが復活。竿を収める直前に再度、連続して釣れ出し、参加者らを楽しませた。

沖上がりの午前11時30分までに1人当たり38~76センチのヒラメが15~31匹と納得いく結果。高田船長は「秋ヒラメは11月上旬まで続く」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=66】