千葉・内房 沖磯でクロダイ40センチ級連発

魚体がシルバーの回遊タイプのクロダイをキャッチした飯村さんはニッコリ

<フィッシング・ルポ>

 千葉・内房の沖磯にクロ参上! 2月27日、金谷「岡澤釣具店」による沖磯への渡船が約半年ぶりに再開し、クロダイ&メジナの本格シーズンが開幕した。「2016日刊スポーツ・フィッシング・サーキット」磯&釣具店ブロックのクロダイ釣り予選会(5月4日まで。決勝戦・5月5日)も同時に始まり、熱戦が予想される。日刊釣りペン・クラブの磯アングラー、鵜沢政則さん(65)が実釣レポートする。

 2月27日。金谷の最も南側の沖磯、平島に入った。沖磯クロダイの序盤戦では、釣れるかどうかの試金石となる定番のポイント。2016年を占う釣りになりそうだ。

 同日、金谷では、約2カ月にわたるクロダイ釣り予選がスタートした。予選は5月4日まで続き、翌5日に予選上位者14人が選出され、覇を競う。乗っ込みクロダイを狙う戦いの火ぶたが切って落とされた。

 三寒四温。季節の変わり目ではナギと荒天が繰り返す日が続き、今年も例年にもれず吹き荒れた。西と東の風だけではなく、南からの強風も加わった。この日はナライ(北東)の風。海はナギだった。磯釣りの絶好の条件だ。

 平島に上がり私は南向きのポイントに入った。さっそくコマセをまくが、前日までオフシーズン。コマセがまったく入っていないのでしばらくエサも取られなかった。1時間ほどすると良型のメジナが各釣り座でポツリポツリ。私にも35センチ前後が連続で釣れた。

 メジナが食っているということは、まだクロダイは寄っていない。同行の飯村健治さん(53)は「陸向かいはエサも取られないです」などと私のポイントに合流した。飯村さん、空気を読んでいない。その直後、約40センチのクロダイをヒットさせた。

 「なんてヤツだ」

 そんな独り言でボヤいた私にも同寸がきた。地付きの黒っぽいクロダイではなく、どちらも回遊してピカピカに光った、乗っ込み系の濃い銀のクロダイだった。同じ磯に上がっていた釣り人が良型をヒットさせたがハリ掛かりが浅くて痛恨のバラシ。その後、またも私にクロダイのアタリ。やはり40センチ強だった。

 昼近く、最干潮が近くなったころ、飯村さんは再び本命ポイントの陸向かいのポイントに戻って、そこでもう1匹ほぼ同寸のクロダイを追釣した。

 昼すぎがピークのはずだった。平島でヒット確率の高い「本命」とも言える上げ潮を狙おうとした。しかし、風が西に回って「この後風がよぉ、強くなっちまうよ」との岡澤裕治船長の判断で引き揚げた。

 これから約2カ月、金谷ではクロダイファンが決勝戦への切符を巡って熱い戦いを展開する。決勝戦は連休最後の5月5日である。審査委員長として決勝戦は見守りたい。ぜひ皆さんも参加してください。

 ▼問い合わせ 金谷「岡澤釣具店」【電話】0439・69・2232。沖磯の渡船は午前5時集合、渡船は同6時。料金4000円。要予約。クロダイ釣り予選は、クロダイ1匹の全長(同寸の場合は重量)審査で14人を選出。ダンゴ釣り禁止でウキフカセ釣りに限定。渡船漁のほかに参加費1000円で、1回エントリーすれば期間中は何度でも挑戦できる。