<チャレンジ!!ヘラブナ道場!!>
新緑のまぶしい5月。寒さに震えることもなく釣りに専念できますね。さて、ヘラブナ道場も若葉に包まれた千葉・三島湖で修業してきました。数釣りの「鳥小屋下ロープ」、サイズ狙いの「ブタ小屋下ロープ」。それぞれ釣り方も違ってくる。夏を感じさせる三島湖を丸ごと楽しもう!
風が湖面を抜けていった。時間差で若葉も揺れた。カサカサ…カサカサ。黄緑の影が一斉に波打った。その風が肌をなめる。気持ちいい。ウキがシュン! 同時に合わせると、サオが弓なりになって、満月の輪郭をつくった。
三島湖・ブタ小屋下ロープ。服部紫野さん(30=葛飾区)がギリギリと鳴る13尺(約3・9メートル)を両手でおさえた。「きゃ、引っ張られる。つ、強いです」とヘラの引き味に戸惑いをみせた。
慎重に引き寄せた。34センチの大きなヘラブナが浮き上がってきた。ボートに乗って、すぐそばで指導していた関川康夫師範代(63)も笑顔でうなずいた。
宙釣りの両ダンゴ。ハリスの長さは50センチと65センチ。ヘラを寄せつつ、最後にはハリ(アスカ7号)に「心(しん)」を残す。
師範代 底に張り付いていたサイズのいいヘラが浮いてくる。今の時期は日中の太陽の様子次第でヘラの活性も変わるね。ヘラがあちらこちらに分散しないようにエサの投入も一定にして、ヘラが集まる場所をコントロールできるか、そこが重要なんだ。
テンポよくエサを打ち込めるように、次の準備をしておく。服部さんは、仕掛けを手元に持って来てからダンゴを丸めていたが、師範代の指摘でアタリを探る間に次に投入するダンゴを丸めるようになった。「事前の準備は大事ですね。手返しがスムーズになりました」と話した。服部さんは27~36センチを13匹。サイズの良いヘラとの格闘を楽しんでいた。
数釣り狙いの「鳥小屋下ロープ」には小沢誠史さん(32=秩父市)が陣取った。大関実コーチ(48)が隣でサオを握った。ともに21尺(約6・3メートル)。
大関コーチ カラツンが多いので、アタリは選んだ方がいい。すべてに反応するのではなく、強いアタリだけに集中する。あとはヘラが散らないように、テンポよく打ち込んでいく。
バラケと食わせでハリの大きさを変える。上(バラケ)バリは7号でハリスは25センチ、下(食わせ)バリは4号で60センチ。小沢さんは「バラケをしめすぎてもいけない。ふんわりとつくって、魚が集まりすぎないようにするのがコツですね」と話した。
釣れるサイズは21~25センチの放流ベラが主体だ。午後1時までで、小沢さんは33匹、大関コーチは51匹だった。数釣りの鳥小屋は健在だ。
【エサ】ブタ小屋下ロープはダンゴ釣り、鳥小屋下ロープはセット釣りになる。ブタ小屋では「凄麸」3、「パウダーベイト」「バラケマッハ」が各1で水1と混ぜる。鳥小屋は、バラケが「セットガン」「天々」「バラケマッハ」を各1、「段差バラケ」は2を混ぜて、水1でふんわりと仕上げる。食わせは「グルテン四季」「凄グル」各1を水1でまとめる。
▼宿 三島湖「ともえ」【電話】0439・38・2544。出船は午前5時。ボート1人乗り3000円、放流バッジ所有者2500円。宿泊も可。