滋賀・琵琶湖 エビ藻狙いで58センチ超バス連発

ラバージグを丸飲みするほどの活発なバイトをみせた58センチのビッグバス

<バスFISHING>

 産卵を終え、活発にベイトフィッシュを追っているランカーサイズのブラックバスを狙おうと、まとまった雨が降った翌日の22日、滋賀・大津市小野の「ウエストマリーナ・オリーブ」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)のバスボートをレンタルして、早朝から琵琶湖の南湖を攻めた。エビ藻やカナダ藻エリアをノーシンカーワームとラバージグで探るとビッグサイズが好反応。午後4時までに50~58センチを6匹仕留めた。今年は大型の実績が高いのが特徴で、ロクマルも期待できる。

 午前5時すぎ、この時期に実績の高い南湖の赤野井から下物(おろしも)エリアに到着。エビ藻が目視できるポイントに入り、エンジンを止め、エレキ(電動モーター)で釣っていく。やる気のあるバスを求めて、ノーシンカーワームで中層から底までをリサーチする。北からの風にボートをまかせながらキャスト、フォール、着底でステイ、底をずる引きしていくと、コツンとバイトがきて、重みがロッドに乗る。

 ラインが走ったところで巻き合わせ。一気にリールを巻くが、ドラグが滑る。素早いポンピングでボート際まで寄せてからも、何度も走られ2、3度のジャンプをいなしてランディングしたのは狙い通りのランカーサイズ、51センチだった。

 すぐにボートを立て直して同じラインを流していく。魚群探知機で水中の様子を見ていくと、午前9時前、エビ藻とカナダ藻が混在するエリアで2度目のバイト。バスの反応をみながらロッドティップでテンションをかけると、ゆっくりバスが動き出したので素早く巻き合わせてポンピング。

 この魚も重量感たっぷりの手応え。ウイードに入られないように素早く浮かせるが、今度も、ボート際で最後の抵抗をみせる。リールをオープンベールにして、ラインをサミングしながら浮かせたところをランディング。太い53センチだった。

 午後からは、エビ藻の密集しているエリアへ移動し、ラバージグで攻めた。ブルーギルを狙っているバスがいそうなウイードの切れ目を狙い、キャストすると、ファーストフォールでロッドをひったくるバイト!

 反射的にこん身の力でフッキング。何度も激しいジャンプを繰り返したのは迫力のある魚体をした58センチ。ブルーギルを待ち受けていたようでルアーを丸飲みしていた。その後も、56・5、55センチが連発。最後は50センチを仕留め午後4時に終了した。どのバスもウエイトが乗ってきた回復系の魚で、パワフルな引きを楽しんだ。【日刊FPC・兼松伸行】

 【今後の見通し】気温、水温の上昇にともない、エビ藻が伸び、カナダ藻も茂ってくると夏パターンがさらに面白くなる。ベイトを追うバスの活性も上がり数、型ともに期待できる。

 【問い合わせ】ウエストマリーナ・オリーブ【電話】077・594・5739。レンタルボート料金は力丸2馬力(免許不要、範囲限定)1人6500円から。9.9~30馬力(セル、ライブウェル付き)1人1万1000円から。要予約(午後5時まで)営業時間は、夜明け~午後5時まで(季節によって変更あり)。

 【交通】JR湖西線・小野駅下車、徒歩約5分。車は名神高速の京都東ICを出て、国道161号を北上。琵琶湖大橋交差点をすぎ、県道558号へ入り、小野の信号を右折、同店へ。