三重・古和浦 ソフトな攻めで誘惑アオリイカ好反応

逆噴射を楽しませてくれた良型アオリ

 アオリイカのエギングゲーム最高! 紀東・古和浦のイカダ、磯へ先日、サンテレビの釣り番組「フィッシングライフ」のロケでラグゼスタッフの木下大介さんと出掛けました。初日は夕方の時合にアオリが乗り乗りでヒットし、ロッドをギュンギュン引っ張る引きを満喫。翌日は爆風に悩まされましたが、2日間で2人合わせて500グラムまでを15匹ゲット。紀東方面はアオリの宝庫。条件の良い日なら、もっと釣れそうですよ。

 ウインウインと逆噴射してロッドを引っ張っていくアオリイカ。1度、体験したらとりこになってしまう。そんな魅力的な引きを楽しもうと初日は西浦イカダに乗りました。時間帯は夕方でいかにも釣れそうな感じ。「水温が下がる時期なので、ボトムを狙ってね」というラグゼスタッフの木下大介さんが、なんと1投目で400グラムをゲット。

 エギはピンク系の3号。「夕方なので目立つほうがいいよ」とのこと。私も同じエギでしゃくるとすぐにヒット。ラインがシューッと走るアタリでギュンギュンギュンとロッドが曲がってラインが出ていきます。アオリは合わせた瞬間、ゆるゆるドラグがジージーと出るのがとっても楽しい。

 私も幸先よく300グラムをゲットしました。その後も好調で、底から1メートル上までを探ると次々にロッドが曲がっていく。きびきびしたアクションよりも、ゆっくりと縦や横へエギを動かしてあげると乗ってきます。

 コツは底取りを繰り返すこと。岸方向へキャストし、底が、かけ下がっていくことをイメージしながらエギを躍らせるのが大事。あとはイカがエギを抱くタイミングを作ってやることです。フリーフォール、テンションフォールなどを試しながら、日暮れまで釣り続け、2人で500グラムまでを10匹キャッチしました。

 反応が最も良かったのは、張らず緩めずのフォールで、ラインがふーっと緩んだり、張っていくアタリで乗ってきました。エギングはエギのヒットカラーや、ヒットアクションを探していくのが面白いなと、あらためて感じました。

 翌日も磯とイカダへ渡りましたが爆風で大苦戦。300グラムまでを2人で5匹止まりでした。それでも、木下さんに予想外の大物がヒットしてびっくり。正体は40センチ級のオオモンハタでした。紀東方面は根魚の魚影も濃いのでワームで狙ったらいっぱい釣れるかも…。ほかにも、青もののナブラが出ていたので、次回はショアジギングも楽しみたいな~と欲張りなプランが膨らむ楽しい釣行でした。【日刊FPC・島田細香】

 【今後の見通し】古和浦のアオリは1カ月ほど遅れている感じ。12月後半になると、もっと大きくなって強い引きが楽しめそう。

 【問い合わせ】「えさきち大内山インター館」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)【電話】0598・74・2121。24時間営業。

 【渡船】国丸渡船 筏【電話】090・5600・0439、渡船料金4000円。磯【電話】090・7048・2866。渡船料金5000円。

 【交通】大阪から西名阪、伊勢自動車道を経由し勢和多気JCTで紀勢自動車道に入り、紀勢大内山ICを出て県道68号を南下。錦で国道260号に入り、東へ。紀勢南島トンネルを過ぎて渡船場へ。

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