内房・勝山 勝俣感動、マダイ初挑戦で2・55キロ

初めてのマダイで2・55キロか。素晴らしい

 今春はマダイが釣れてる! そこで「アニキ」こと俳優哀川翔(56)が内房・勝山「宝生丸」から出漁した。今回は、公私ともに仲の良いタレント勝俣州和(53)が同乗し、初挑戦のマダイをなんと釣り上げてしまった。アニキも「よくやった」と大喜び。6月26日にはこの2人でタッグを組んでプロレスをしちゃう。合体技のきっかけになったかな?

 釣りは時の勝負だ。特に海は、そのときの気分や機嫌があって、前日までさっぱり釣れていなくても、突然、当たってくる場合もある。その逆も当然あって、調子よく釣れていた魚が口を使ってくれない、なんてことだってあるさ。

 今回はそんな釣りだったな。朝一番で、海洋環境専門家の木村尚さんが2キロ級を釣り上げた。木村さん、ここのところ魚運に恵まれてなくて、本命にフラれまくっていたらしい。こりゃ、運気が上がってきたか。

 続いて、オレの隣に座った勝俣にもきた。パフォーマンス集団「劇男一世風靡(いっせいふうび)」時代の後輩で、今でも公私ともに行動をしている。とても波長が合うんだな。

 以前からずっと釣りには誘っていて、マダイも水を向け続けていたんだが、なかなか日程が合わずにいたんだ。この日、勝俣は初めてのマダイ釣り。釣り方のコツをちょっと教えた直後にガツン、いい運持ってるよ。

 勝俣 もう、翔さんに教えてもらったとおり。船長の指示ダナに10メートル足し算して、そこまでコマセカゴを落として、カゴを振ってコマセをばらばら。そこからリールを巻いて指示ダナに合わせる…んじゃなくて、2メートルほど上げて、その後はリールのドラグを緩めて、指で道糸をゆっくりタナに合わせる。で、直後にサオ先が奇跡的にブルンッ…もう感動ですね。釣っちゃったよ、オレ。息子に自慢できまーす!

 超興奮状態。オレもうれしいね。重さは2・55キロ、すげぇな。慌てずに糸もフケさせずにしっかり取り込んだ。さすがだぜ。

 勝俣とは西口プロレスの6月26日の「通告。遊びじゃないんだ!」(新宿FACE)に乗り込んで、タッグ戦で暴れてくる。今回のマダイ釣りで、いい連係ができたな。釣ったマダイの重さ「2・55」あたりを技の名前にでも入れるか。楽しみにしていてくれ。

 実は、勝俣のマネジャーも乗っていた。結婚7年目で2週間前に初めての子どもが産まれたばかり。勝俣も男だな。「ほれ、嫁の実家に持っていけ!」だって。あっぱれだ!

 残念ながら、マダイはこの朝の一発で終わってしまった。オレもこんなにアタリすらこないのは初めてかもしれない。でもね、最初にも言ったけど、釣りにはこういうこともある。

 タモツ(俳優石橋保)、格闘家武田幸三、175R(イナゴライダー)のSHOGOもサオを握ったけど、不発だった。まあ、仕方ないな。東京湾ではマダイダービーが6月3日まで実施されている。この5月3日のシケでもしかしたらマダイにスイッチが入るかもしれない。乗っ込みマダイ、これからが本番だぜ。

 ▼船 勝山「宝生丸」【電話】0470・55・2777。午前マダイは午前5時出船、3キロオキアミ&氷付きで1万1000円。午後便はオキアミ1・5キロと氷で6500円。割引など詳細は要確認。予約は必ず入れてくださ~い。