＜ＬｏＶｅｎｄｏЯ岡田万里奈　オカマリの雨のち晴れいっつも釣り！！＞

　２４歳最後の日、サオ頭＆最大魚！　今年からブラックバスデビューした歌手岡田万里奈（２５）が誕生日前日の２３日、茨城・新利根川で３９センチを含む２匹のバスを釣り上げた。台風１２号直撃の影響で２９日から８月５日に変更となった本社杯バス予選会への取材釣行で、ギラギラの太陽と戦いながら、アシ際にワームを投げ込んだ。敗者復活戦＆決勝の地でもある新利根川で、逆境にめげず、ひと皮むけちゃいました。

　ガールズバンド「ＬｏＶｅｎｄｏЯ（ラベンダー）」のボーカル担当の岡田万里奈です。今年から始めたブラックバスもとうとう５カ所目の新利根川「松屋」です。

　山梨・精進湖「湖畔荘」で３５センチ、千葉・亀山湖「ボートハウス松下」で３７センチ含む４匹、山梨・河口湖「ハワイ」は３４センチ、神奈川・相模湖「柴田」で３０センチと２０センチ。なんとか釣ってきました。最後の新利根川、絶対コンプリートしたいんです。だって、取材日の７月２３日は私の２４歳最後の日だから。胸を張って２５歳になりたいもん。

　今回のコーチは、新利根川を知り尽くしていて、日刊スポーツのバス大会決勝で２連覇（２０１２＆１３年）している斎藤正史さん（４６＝葛飾区）です。前任の永浜いりあさんも「斎藤さん、口は悪いけど、教えるのはとってもうまいの」って言ってました。もう２４歳ラストデーをお任せしちゃいます。

　取材日の前日は、トップウオーター限定の競技会があって、とっても盛り上がったんです、って。斎藤さんの狙いはアシ際。つまり、水面しか投げていないので、ワームを底まで落とすアシ際の攻略法は手つかずのまま。これ、チャンスかも。

　しかも、この日、アシ際狙いは私だけかも。川の両岸でどこまでも続くアシ場。これ全部キャストしていいんですよね？　アシ際を仕立てちゃってる状態じゃん！　燃えるなぁ～。

　ただ、このアシ際のワームの打ち込み、実は奥が深い。斎藤さんは「リールに巻いたラインを１メートルごとに印がされてるタイプにした。ワームが着底して、仮にヒットしたなら、ラインが動く。バスを掛けたことが分かるんだな」と説明してくれた。

　もう、あとは、ひたすらアシ際に打つべし！　使ったのはワームにシンカー（オモリ）を刺すネコリグとダウンショットリグの２つでした。

　斎藤さんは「ネコリグはレインズスワンプ。ダウンショットはレッグワーム。色はそれぞれミミズとウオーターメロン。シンカーは０・８グラムと１・３グラムだね。オカマリはネコリグの方が相性が良かったみたいだな」と腕組みした。

　バスはよく当たるんですよ。でも、ヒットしない。理由も分かっているんです。海の釣りみたいにすぐ大きく合わせちゃうんですよね。斎藤さんからのアドバイスは「状況によって違うけど、ラインが走って、バスのアタックを確認できたら、慌てずにゆっくり合わせる。そこ、待てる女になれるか、だな」と、せっかちな私にはハードル高い。

　早い段階で２８センチをキャッチできたけど、ほぼ偶然。そのあと３７回連続でバラしてしまった。で、最後の最後、アシ際のえぐれた場所でラインが動いた…でも、私気づかず、斎藤さんに「今、動いてるから、ちょっと待て」。こんな暑いのに時間が凍りついた。ゆっくりサオを上げると、ギュン、って食い込んだ。やったー、釣れた。しかも、今までで一番大きい３９センチだ。

　この日は釣り人が少なかったこともあるんだけど、３９センチは最大で２匹もサオ頭でした。うれしー。「我慢」とか「耐える」とかが似合う女になりたいです。

　５日の新利根川の予選会に参加するみなさん、待てるチャレンジャーになってください。２５歳になったオカマリも頑張ります！

　▼トライアウト　今年から始まった予選参加者のみが出場できる敗者復活戦。８月１２日に新利根川「松屋」で実施する。当日は８月５日の予選と同じ。３匹の重量審査も同じで、上位３人が同地における決勝（８月２６日）に進出できる。申し込みは松屋まで。２６日の時点で参加表明は２人。決勝も新利根川で８月２６日に行われる。

　▼宿　新利根川「松屋」【電話】０２９９・７９・１３６９。５日の予選は参加費１０００円。受付開始午前５時３０分、競技説明後、同６時スタート。帰着検量は正午。３匹の合計重量審査でキーパー制限なし。別にボート料金は２５００円～。

　▼ルアーの問い合わせ　アングラーズショップ「マニアックス」【電話】０３・６８０７・１１９１。ルアー・フィッシング専門店で、バスだけではなくソルトウオーター（海釣り）も扱っている。「とても丁寧でルアーの使い方なども詳しくて教えてくれますよ」（斎藤さん）。住所は、足立区加賀１の１９の６、日暮里舎人ライナー谷在家駅から徒歩１２分。