北海道・岩内沖 38~63センチ大物ヒラメ連続

60センチ超の大型ヒラメを釣り上げた倶知安町の赤石光雄さん

<フィッシング道>

日本海側岩内沖へ26日、本番を迎えたヒラメ釣りに出掛けた。晴れ、やや強かった風は次第に弱まり、波は1・5メートル。期待通りに60センチオーバーを筆頭に50センチ級が多く釣れ、満足いく釣行となった。

午前4時30分、岩内町岩内漁港から千鳥丸(寺田潮船長、【電話】090・6266・2282)に5人が乗船、10分ほど沖に向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ500グラム。水深15~35メートル。餌はオオナゴを使用した。

早朝は沖防波堤近くで仕掛けを下ろした。うねりで船が揺れる中、移動を繰り返しながら竿(さお)を振ると、中型がぽつりぽつりと釣れた。

30分程経過したところで沖のポイントに移った。風をまともに受けるため船が流され、体勢を整えるのにもひと苦労。それでも、40センチ後半に50センチ超が交じって掛かり、タモを入れて慎重に取り込んだ。

中盤になると無風になり、潮の流れも止まった。船長がゆっくりと船を動かし、狙いのポイントへ誘導した。浅いところでも大型を含めて釣れ、魚影は濃いようだった。

後半は少し深いところを探り、場所によって大物が連続してヒットした。沖上がりは正午で、1人当たりの釣果は38~63センチが10~19匹と上々。他にマゾイやアブラコ、ホッケなどが船中数匹交じった。

寺田船長は「新たに群れが入っているらしく、今後も数釣りが期待できる」と見通していた。【リポーター・竹鼻雅己=65】