北海道・留萌沖 ヒラメ40~55cm14匹、これから本番

旭川市から参加した佐藤重孝さんは最大サイズのヒラメを釣り上げた

<フィッシング道>

先週に引き続き、14日も留萌沖でヒラメを狙った。晴れ、風は弱く、波1メートル。魚影は濃いようだったが食いが安定せず、潮の流れにも翻弄(ほんろう)される中、中型から大型まで上々の釣果となった。

午前3時に留萌港から正宝丸(斉藤晴夫船長【電話】090・8633・8910)に6人が乗船し、20分ほどの沖に向かった。ヒラメ用仕掛けにバケ400~450グラム。餌はオオナゴを使用した。水深8~20メートル。

前半は早い潮の流れと風向きの影響で船が流された。ビーチ前の水深8~10メートルを何度か流すも、反応はなし。そのため、防波堤沖に移動して水深15~25メートルまで幅広いポイントを探った。2、3メートルほど起伏がある根の周りを攻めると、ようやく50センチ前後を中心に釣れ始めた。しかし、食い込みが浅いため、針から外れることも多かった。長めの柔らかい竿(さお)でゆっくり誘う人がいるかと思えば、短めの堅い竿でせわしく仕掛けを動かす人もいて、思い思いの釣りを楽しんだ。

午前6時前後になると潮が穏やかになり、アタリが良くなった。それもつかの間、同7時を過ぎたあたりから潮が止まって無風に。再び食いが渋り、ヒットしても外れる場面が目立った。その場で止まってしまった船を、斉藤船長がかじを取って少しずつ動かした。この時は、べた底付近を狙って釣果があった。

タナの見極めや竿の振り方で数が出た。午前9時の沖上がりまでに40~55センチが1人当たり1~14匹。他にマゾイやシマゾイが船中数匹交じった。ヒラメ釣りはこれからが本番で、型、数ともにさらに上向きそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=65】