東京湾・八景 オカマリとアジ釣り→バーベキュー

オカマリ、でっかいアジ、釣れたぞー

<ママも一緒に! 家族で釣り>

たくさんの笑顔が東京湾で弾んで、釣ったアジをおいしくいただきました。“オカマリ”こと釣り女子の岡田万里奈(26)とファンが釣りで交流するイベントが11月10日、八景「太田屋」のアジ船→バーベキューで実施され、大いに盛り上がった。ほとんどが釣り未経験者だったが、オカマリの絶妙なアドバイスで見事に釣り上げ、下船後にはオカマリ秘策のアジ料理に舌鼓を打ちました。

晴れ渡った空の下、オカマリ船が「太田屋」の船着き場から出発した。当初は10月の予定でしたが、台風に阻まれて泣く泣く順延-それでも抽せんで選ばれたファン15人が集まってくれました。オカマリも過去にいろんなイベントを経験してきたけど、ファンと一緒に釣りをするのは、なんと「は・じ・め・てなんで~す」と大はしゃぎでした。

ファンのみなさんも、オカマリの歌を聴いたことはあっても、一緒に釣りをしたことはなかったんです。ちなみに、オカマリは今年の春まで歌手であり、釣り人でした。

オカマリ 多くのみなさんに私の歌を聴いてもらいたかった。でも、私の大好きな釣りを楽しむ人でいっぱいになってもらいたい。両手にものを持つのはやめて、釣りが素晴らしいことを知ってもらう活動に専念しようと、今は釣り専門になっているんです。だから、こういうイベントはずーっとやりたかったんです。

日本晴れ、「太田屋」から念願の船出となった。

今回は船釣りの初歩編ながら、釣りのテクニックの基本となるアジ釣りを選んだ。

オカマリ だって、東京湾のアジ、とってもおいしいんですもん。きっと、みんな知らないと思うんですよね。おじいちゃんや両親に連れられて小さいころから東京湾で投げ釣りをしていました。サオはもう手や足と同じ感覚です。肌で暑いとか寒いを察知するように、私はサオで魚が近くにいるなぁ~、というのが分かるから…ときどき勘違いもあるけど(笑い)。

今回の企画ではオカマリが船をぐるんと回って、15人全員とじっくり話して、直接釣り指導をしたり、これまでどんな釣りをしていたのかお話ししました。東京湾の風に吹かれて釣り糸を垂れる。釣り初体験の参加者もオカマリの分かりやすいアドバイスで釣れるようになったりして。

オカマリ ああ、釣りに専念して、本当に良かったと実感できました。みんなの楽しんでいる表情を見ることができて、本当に本当に本当に本当に良かった。

みんなが10匹以上は釣って、意気ようようと「太田屋」の船着き場に戻ってきた。ここからがオカマリの腕の見せどころだ。「太田屋」専用のバーベキュー場に移動(店から徒歩0分)。オカミの指導で日刊スポーツスタッフがあたたかいみそ汁をつくり、オカミ特製のアジご飯もおにぎりになっていた。そして、オカマリが釣ったアジを刺し身にして、お皿にきれいに盛りつけ、秘密兵器の登場だ。

オカマリ アジをたたいてミンチにして、刻んだネギとミソを混ぜたのが、ナメロウ。ここまでは誰でもできるでしょ? それをおだんごにして銀紙パックに乗せて、豪快にバーナーであぶるんです。味ですか? 内緒ですけど、ぶっつけ本番です。

度胸の料理だったけど、参加者からは「おお、これうまい」「今度、やってみよ」「東京湾のアジ、っておいしいね」などと歓声があがった。中には「オカマリの域に近づきたいから、サオとリールを買っちゃいました。太田屋に通っちゃおう」という声も聞こえてきた。オカマリは「さあ、来年の春、何やりましょうかね」と早くも第2弾を企画しているようだった。

【構成&写真 寺沢卓、企画発案・塩谷正人】

▼船 八景「太田屋」【電話】045・782・4657。アジ釣りは午前船と午後船が選べます。午前船は朝7時15分出船です。いろいろと準備もあるので6時30分前後には店に来てください(午前11時30分ごろ帰着します)。午後便は午後0時30分~同4時30分。料金(エサ&氷付き)はどちらも高校生以上の男性で6500円、女性は4500円、中学生以下は3400円です。カップルや親子(中学生まで)だとペア1組1万1000円で、サオ&リールのレンタルが300円のところを無料です。午前便から午後便までアジを釣り続けたい場合は1人1万円でお得です。そのほか、仲間で船を借り切る「仕立て船」や下船後にバーベキュー場を使うこともできます。ぜひ、お気軽にお電話ください。