大タチウオ東京湾ダービーを前に指4本の大物ゲット

「指4本、これぐらいあるといいね」とニッコリ

<釣りをしようよ!!>

さあ、夏休みの大魔神企画第2弾は、今年もデカいドラゴン狩りが止まらない東京湾のタチウオ釣りです。明日8月1日からは、大みそかまで続く5カ月の超ロング大会「大タチウオ 東京湾ダービー」が開幕します。普段はあまり手をつけていないタチウオ相手に大魔神こと佐々木主浩さん(52=本紙野球評論家)が久里浜「大正丸」から出漁して悪戦苦闘しながら指4本の大物をゲットした!

いよいよ明日8月1日から「大タチウオ 東京湾ダービー」が開幕しますよ。新型コロナウイルスの感染拡大の猛威もあって、なかなか人を集める大会はやりにくい。そこで、普段どおりの釣りをしながら、記録をとって競うダービー方式を東京湾のタチウオで採用してみました。

ルールは簡単。自分の釣った重い3匹の合計です。期間内なら何度でも挑戦しても1匹からの入れ替えができちゃいます。週末に仕事のある人でも参加できますよ。エントリーは釣り終わったあとでもいいですよ。さあチャレンジャーを待ってまーす!

そこで、急きょ、大魔神に東京湾のタチウオの試し釣りをしてもらいました。いつもはマダイやヒラメなどの大物狙いの釣りにしか登場しませんが、サンスポで記事を書く旧知の松本秀夫アナウンサーとの対決で痛恨のドローに終わったのがこのタチウオだった。

大魔神 いやいや、あの勝負は負けてないからいいんですが、ドラゴンと呼ばれるデカいのは釣ってない。せめて(体高が)指4本は釣っておきたい。なにせ「大タチウオ」ですから。

やる気満々だ。この日は大正丸の常連で40匹以上を釣る腕を持つ三枝達矢さん(56=横須賀市)にセンセイになってもらった。

三枝さん その日によって釣れるタイミングは違います。そこをいち早く察知することが大事。腕を振りかぶるか、ノーワインドアップか…それは佐々木さん次第です。

野球になぞらえて解説してくれた。釣り場は観音崎沖の水深70~80メートル。なんと大潮でオモリ80号でもヒューと流されてしまう。

大魔神 これは大変だ。ゆっくりめのアクションでタチウオにエサを認識させるか…ほら、これなら見えるだろ、絶好球だぞ。

リールを小刻みにゆっくり巻いて、まるでバットを振ればホームランになりそうな超スローな誘いだ。ガツン! 開始20分でキャッチした。ナイスサイズだった。

大魔神 でも、僕の指だと3本ないなぁ(笑い)。

順調に序盤でキャッチはできたが、早い潮に苦戦して、なかなか釣果は上向かない。三枝さんもこの日は計10匹だった。それでもサオ頭だった。

三枝さん なかなかにこの潮は強敵ですね。でも、これから水深20メートルより浅い場所で海面近くでもガツンとくる衝撃を楽しめます。夏タチ、これからです。

大魔神は指4本を筆頭になんとか5匹だった。

大魔神 1匹は小さかったから魚体に触らずに逃がしました。アイツは大きくなって戻ってくるな。さあ、みなさんダービーが待ってますよ。挑戦してみてくださいね。

さて、来週は大魔神第3弾、千葉・外房の大原「力漁丸」でのオニカサゴです。お楽しみに~!【寺沢卓】

▼久里浜「大正丸」【電話】046・835・0076。タチウオ乗合は午前6時15分集合で午後1時まで。氷&エサ付き7700円。8月4~7日臨休。

【大タチウオ 東京湾ダービー概要】

★期間 8月1日(土)から12月31日(木)

★部門 エサ、ルアーの2部門

★ルール 期間内に釣ったタチウオの重量上位3匹の合計で競う。同量の場合は1匹の長さ、さらに同じ場合は年長者が上位。記録の入れ替えは1匹から可

★参加地区 エサ専門の久里浜「大正丸」、ルアー専門の八景「太田屋」、両方とも対応する新安浦「長谷川丸」、川崎「つり幸」、新規加入の千葉寒川「小峯丸」の5地区。1度登録したらどの地区から参加してもOK。登録済みの場合、どこで初登録したか船宿に告げてください

★参加費 乗船料とは別に初回1000円。参加賞は日刊スポーツロゴ入りの3ウエーライト

★記録と表彰 エサとルアーの2部門チャンピオンを決めて、優勝者にはトロフィーと副賞。それぞれの5位までと、下1ケタ「0」の順位に飛び賞を用意。記録は随時発表、記録シートは船宿が保管します