北海道・神恵内村珊内沖 秋ヒラメ苦戦も良型4~10匹キタ~っ

良型ヒラメを釣り上げ笑顔をみせる札幌市の三上勧さん

秋ヒラメを狙い積丹方面神恵内村珊内沖に2日、出掛けた。潮の流れなど厳しい条件に苦戦しながらも健闘する釣果となった。

午前5時30分、川白漁港から吉栄丸(板谷船長、【電話】0135・77・6166)に4人が乗り込み、20分ほどの沖に向かった。曇り時々雨、風は弱く、波1メートル。ヒラメ用仕掛けにバケ600グラム。オオナゴを餌に水深30~35メートルを狙った。

早朝、うねりが残るなか仕掛けを下ろし竿を振った。数分すると小~中型がポツポツと釣れ始め、ダブルで釣れることもあり期待が膨らんだ。ところが、潮の流れが速くどんどん流され、何度もポイントを変えた。

この時期のヒラメは食欲旺盛で餌に飛びついてくるのが特徴。しかし、徐々に食いは悪くなり、アタリがあっても小さく、竿を止め食い込むのを待って合わせないと釣れなかった。早合わせではほとんどバレて、待っても食い込まないこともあった。食っても針掛かりが甘く、巻き上げ途中で何度もバレた。フグ対策で2~3メートルほど上げて狙ったが、ヒラメは上の針にはほとんど掛からなかった。

後半は潮が落ち着いてきたため持ち直し、良型ヒラメが釣れ大型も狙えそうなムードだった。沖上がりは午前11時で、1人当たりの釣果は38~53センチヒラメ4~10匹。秋ヒラメ特有の元気に飛びついてくる感触は味わえなかったが、竿を大きく曲げ引き込まれながらイナダやマゾイ、シマソイ、マガレイが数匹釣れた。板谷船長は「ヒラメ狙いは今後も続く。数、型も期待できるでしょう」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】