北海道・荻伏沖 大型クーラー満杯ガヤ120匹、ヤナギノマイ30匹

荻伏沖でガヤなど針数釣り上げる札幌市の加藤敏之さん

<フィッシング道>

五目釣りが楽しめる太平洋側浦河町の荻伏沖に11月28日、出掛けた。本来ならこの海域ならではの大型ヤナギノマイやサバなどが狙えるが、この日は強風と高波に苦戦。それでもガヤを中心に満足のいく釣行となった。

午前6時、荻伏漁港から第5へいせい丸(吉田大治船長、【電話】090・2056・3131)に10人が乗船し、40分ほどの沖に向かった。晴れ、風強く、波2メートル。当初は出港が危ぶまれたが、沖の深場をあきらめ近場の水深65~70メートルを狙った。胴突き仕掛けにオモリ250号。餌は赤イカ、サンマを使った。

このラインはガヤが多いポイント。ここも風は強かったが、仕掛けを下ろすとすぐにアタリがあり、次々と電動リールの音が鳴った。追い食いさせた人は針数釣れ、型はやや小ぶりでも入れ食いになることも多かった。船が流され根から外れるたびにポイントを移動した。ガヤに交じりヤナギノマイも釣れ始め、小型のサバやホッケも上がった。根付近ではソウハチが釣れ、40センチ級の良型も見られた。1度に3種の魚が釣れることもあった。

沖上がりは正午。1人当たりの釣果は、23~30センチのガヤ80~120匹、26~35センチのヤナギノマイ20~30匹、25~40センチのソウハチ10~20匹、ほかにサバ、ホッケ、マゾイが船中数匹交じった。終始、風が強く波が高い悪条件のなか、数種の魚が釣れ参加者全員が大型クーラーを満杯にした。「この時期はシケも多いが、凪次第ではヤナギノマイ、マダラも期待できます」と吉田船長。今回はガヤが多かったが、五目の醍醐味は次回に期待したい。【リポーター・竹鼻雅己=68】