神奈川・毘沙門 ツリジョ太田唯がコマセのワラサ釣りに挑戦、食べてよし引きも堪能

4キロワラサゲットにほほ笑むリーダー

<釣りをしようよ!!>

ジブリ大好き女優のツリジョで、BS釣りビジョン「きょうも大漁!関東沖釣り爆釣会」6代目リーダーを務める太田唯(26)が、神奈川・毘沙門「新店丸」(鈴木誠一船長=49)でコマセのワラサ釣りに挑戦した。毘沙門のワラサといえばブランド魚で、ちょうどこの時季が旬だ。食べておいしいのはもちろん、その強い引きに魅了される釣り人も多い。リーダーの挑戦結果はいかに?

ワラサは出世魚「ブリ」の成長過程で、日刊スポーツでは1~3キロ未満を「イナダ」、8キロ未満を「ワラサ」、8キロ以上を「ブリ」としている。なお、1キロに満たないものは「ワカシ」と定義づけている。

出航前、鈴木船長は「ビシが着底したら糸フケを取って、その場から2~3メートル巻き上げてコマセをしっかりまいてください。その後、ハリス分プラス2メートルほどを巻き上げて、コマセにつけ餌がなじむようにしてください」と、基本的な釣り方をレクチャーした。「コマセのまき方が釣果に結び付きます。マダイのように上でまいても仕方がないので、底でしっかりまいてください」と続け、最後に「朝イチが勝負になります。合図と同時に仕掛けを投入できるように準備しておいてください」と、後に重要となるアドバイスを送った。

ポイントは毘沙門港から15分ほどの下浦沖。そこには、走水沖でタチウオを狙う大船団のような船団が形成されていた。「はい、どうぞ!」。船長の合図で乗船者が一斉にサオを出す中、リーダーは出遅れた。「仕掛けがめっちゃ長い!」。今回ハリス6メートルを使用。確かに長めだが、もっと長い仕掛けも扱ってきているはず…。

船中1発目のアタリが記者にきた。獲物と格闘していると、「私もやりとりした~い!」とリーダー。記者がこれを無事取り込むと、それが合図のように入れ食い状態となった。ただ1人、リーダーを除いては。「え~、なんで私のところを通り越していくのよ~!」と愚痴をこぼした。

船中がワラサ祭りとなる中、リーダーは隣の常連客と仕掛けがマツっていた。常連さんにほどいてもらい、手放した直後に「えっ、きてるかも? どういうこと? あれ、重い。いるな~!」。念願のやりとりを堪能し、仕掛けを手繰ると「アイタタタッ…」。獲物が走り、ラインで指が擦れた。「でも、上げたい!」。必死にハリスを手繰り寄せると、海面に銀色の魚影がうごめく。「うわ~、でかい!」。鈴木船長のタモ入れで上がったのは4キロのワラサだった。「でかっ! 思った以上に大きいです。腕をもっていかれると思った」。

鈴木船長の「すぐに落として! 釣れるから」に焦ったのか、投入前に仕掛けを絡ませた。いわゆる、手前マツリだ。長めのハリスと強風はかなり手ごわい。なんとか解消し投入すると、一気にサオ先が海面に沈んだ。これを海面まで引き上げたが、痛恨のハリス切れ。仕掛けを変えてアタリがくるが、これもバレ。そして約1時間半ほどの時合いは終了。船内は落ち着きを取り戻したのだった。

「あの2本を取れていたら…」。そう悔やむリーダーは結果的に時合いを逃した。「みんなが釣れているときに自分は仕かけをほどいていたり、餌をつけていたりで、タイミングが合っていなかった。あれで、だいぶチャンスを逃してしまいました。まだまだですね」と意気消沈。「以前マダイにいったときに、イナダでしたがぽんぽん釣れた経験があったので、簡単に食ってくれると思っていました。でも、本気でワラサを狙うと難しいですね」と油断があったことも認め、「釣りって奥が深いですね。精進します」とため息交じりだった。結局この日のサオ頭は9匹、スソはリーダーの1匹だった。

「今年はいつもと違います」と鈴木船長。この日攻めた下浦沖は「例年ならイナダクラスしか釣れない場所で、いつもならやらないところ」。この時季は剣崎&城ケ島沖がメインとなるが「今年は全然食わない」という。今後については「“例年通りであれば”が通じないかもしれないので、食いが悪くなるまで狙うとしかいえない」と明言は避けた。だが、おそらく10月いっぱいあたりまでは楽しめそうだ。このチャンスに毘沙門のブランドワラサと勝負してみよう!【川田和博】

<船全体の釣果につながる個々のコマセまき>

リーダーの隣で空気を読まず、6匹を釣り上げてしまったが、時合いを逃さなかったのが大きかったように思う。鈴木船長は「コマセのまき方が重要」と話した。ワラサは回遊魚で、常に餌を求め群れで移動している。これを釣るためには、釣り人が各自でコマセを底でしっかりまき、獲物を集め、とどまらせる必要がある。個々のコマセまきが、結果として船全体の釣果につながると感じた。また、鈴木船長に釣れない時間の誘い方を聞くと「誘いはいらない。コマセを振って3分くらい待って反応がなければ、もう1回入れ直したほうがいい」。これがコマセワラサの“手返しのよさ”となりそうだ。

今回の獲物は刺し身、漬け丼、ワラサ大根、なめろう等で堪能した。リーダーは刺し身としゃぶしゃぶで味わったようで、写真とともに「最高でした~!」のコメントが届いた。

▼毘沙門「新店丸」【電話】046・881・6637。出船6時。ビシ80号、ハリス6~8号6~8メートル用意。コマセ&氷付き1万円。毘沙門港内は一般車両の出入りができないため、車の場合、龍宮神社隣の「新店丸駐車場」からスタッフの送迎となります。※時間、狙いの魚種は時季によって変更される場合もあるため、必ず電話でご確認下さい。