おかまりバス釣り挑戦 ゴーマル目標で昼食抜きの10時間半! 貴重な1匹はいかに

三島湖でバス釣りに挑戦し、貴重な1匹をゲットしたおかまり(右)とガイド役の茂手木祥吾プロ

BS釣りビジョン「釣りうぇ~ぶ」MCを務める“おかまり”こと岡田万里奈(29)が5日、千葉・三島湖「ともゑ」(森和人店主=55)でバスプロ茂手木祥吾氏(45)をガイド役に、ブラックバス釣りに挑戦した。ともゑ前の神社にお参りしたおかまりは、「ゴーマル(50センチ超の大物)が釣れますようにとお祈りしました」とほほ笑んだ。

どんな釣りにも挑戦してきたおかまりだが、バス釣りは「あまりに奥が深すぎて、沼にはまるのが怖い」という理由から、「のめり込まないようにしてきました」という。今回は「ベイトリールのキャスティング(投げ方)をちゃんと教わったことがなかったので、しっかり教わりたい。その上でゴーマルもゲットしたいです!」と欲張りな目標を立てた。

同店はこの時季、午前6時10分から出舟が可能。ほぼオンタイムにボートを出すと上流部で腕試し。茂手木プロは開始早々に30センチ台のバスをヒットさせた。まずは、扱い慣れたスピニングリールでキャスティングを披露するおかまり。その腕前を茂手木プロは「さすがです!」と絶賛した。ポイントを変え広瀬につくと、そこにはバスのようなフィッシュイーターが水面近くに小魚を追ってできる“ボイル”が発生。茂手木プロの「チャンス。ボイルの近くを狙ってみてください!」におかまりは、ほぼ同じ位置にワーム(ルアー)を落とした。だが、何投目かで手前に落ち、「投げ直します!」と早巻きすると、そのワームにバスが反応。「えっ!? 今のはアタリ? コツコツッとした」の後、一気にサオがしなった。「掛かった!」。33センチとやや小ぶりだったが、貴重な1匹を取り込んだ瞬間だった。

その後、ベイトリールの投げ方を伝授され、練習した後は下流に移動。時折強く落ちることもあった雨だが、予報ほどのひどさはなく、想定外の釣りやすさはあった。だが、おかまりは大苦戦。「えっ? おなかすいています? それよりもバスを上げないと!」。昼食も抜きでバス釣りに挑み続け、チャンスがきたのはなんと終了30分前。トリ小屋下と呼ばれるポイントでキャスティングし、ワームがゆっくり着底すると、一気にラインが出た。「えっ!? 何? 掛かったの?」。とっさのできごとにアワセが入れられなかったが、サオがしなる。ここでアワセを入れたが、後の祭り。バスは掛かったが、底の木々に潜りバレた。おかまりは口を半開きにしてぼうぜん自失。この5分にも貴重なアタリがくるが、これも不発に終わった。「惜しかった。私の人生と一緒。スターになりかけたけどなれなかった。それが釣りにも出ているんです」とリアクションに困る一言で、昼飯抜きの約10時間半におよぶ挑戦は幕を閉じた。

この日、43&40センチを含む4匹を上げた茂手木プロは「ずっと真夏日が続いていて水の中はまだ真夏でしたが、今日の午後から急に気温も下がったので、真夏のように(バスが)固まっているわけでもなく、途中から雨も降ってきて、うろうろし始めた。普通のパターンなら“魚が浮く”状態になり、構造物周りを狙わなくてもわりと釣れるのですが、おかまりさんの、最後のアタリのようなことが昼間からあってもおかしくないはずなので、パターンとしてはつかみづらかったですね」と話した。

森店主は「今後はダムサイドの工事が控えていて、その工程によっては8~10メートル水位が下がる予定です。いつもと違う状況なので予測が難しいですが、三島湖自体が小さくなる分、魚の密度は濃くなるので、居場所はつかみやすくなると思います」と話した。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り面(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。