本紙野球評論家“大魔神”こと佐々木主浩氏(54)と元ニッポン放送の松本秀夫アナウンサー(61)の釣り対決シーズン2初戦は、神奈川・松輪「丸又丸」(鈴木仁船長=33)で、コマセ釣りによるマダイを対象に開催。同企画はサンケイスポーツとの共同で行われ、今回の舞台はサンスポ指定船宿となり、ルールは1匹の重量制で争われた。松本アナの好発進はあるのか?
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シーズン1は大魔神が10勝を挙げ終了。「自分も3勝していますから」と語気を強める松本アナだが、その実力差は…。“釣り歴51年”を自称する松本アナだが、大魔神からは「釣れない歴じゃないの?」と突っ込まれた。
そんな松本アナは「生まれ変わりましたよ!」と気合十分。今回、ブルーのアウターを新調してきたが、寒さからいつもの黄緑色のアウターを羽織ったため、大魔神からは「いつも通りじゃん」と気付かれず、自己申告となった。
釣り場は、港から15分ほどの城ケ島沖。鈴木船長の指示ダナは42メートルだったが、松本アナは「30メートルから仕かけが落ちない…」と困惑。確認のためリールを巻き上げると、そこにはシイラの姿。水面近くでその顔を確認できたが、ハリスを切られた。
そんな松本アナを尻目に、大魔神が開始1時間ほどで600グラムの本命をヒット。「やっぱり、釣るのは俺だよね!」とご満悦。その5分後にも大魔神のサオが弧を描く。「これはタイだ!」。アタリから確信する大魔神。宣言通り、1キロマダイを取り込んだ。「船長が『いい反応が出ているよ』とアナウンスしてくれたので誘ったら来た。入り方がよかったね」と実力の差を見せつけた。
そのころ松本アナは、手前祭り(自分で自分の仕かけを絡ませてしまうこと)に手を焼いていた。コマセマダイの仕かけは10メートルと長め。当日は強風の影響もあり、扱いにくいのは分かるが、10セット以上を絡ませ、ついには大魔神にまで恵んでもらう事態となった。魚を入れるはずのクーラーボックスは、仕かけの残骸置き場となっていた。
残り15分時点で、松本アナは釣果なし。「ボウズはイヤだ!ソウダガツオを釣りたい」。ゲストで釣れていたソウダガツオがおいしいと聞き、対戦魚種以外を所望する松本アナに、大魔神は「マダイを狙いなさい!」と一喝。だが、馬の耳に念仏。電動リールをスロー巻きにし、ソウダガツオを狙っていた。
やがて、鈴木船長から「終わります。松本さん、すみませんでした!」のアナウンス。それでも、松本アナは諦めず、スロー巻きで仕かけを回収という手に出ていた。すると、これに魚が反応し、食いついた。「来た!」。上がったのは狙い通りのソウダガツオ。「これでボウズは逃れた!」。狙って釣ったのは確かにすごい。だが、大魔神は冷静に「いや、本命じゃないんだから、対決的にはボウズでしょう」と苦笑した。
結局、船中のマダイは大魔神の2匹のみ。「この状況でよく釣れたな」と振り返る大魔神だが、難しい状況でもしっかり結果を出し、白星を挙げた。「違う魚を狙ってるんだもんな。負ける気がしないよ」の投げかけに松本アナは「とにかく、かみさんに何かしら魚を持って帰りたかったので…」と愛妻家の一面をのぞかせた。
鈴木船長は「反応はあるけど、なかなか浮いてこないし、口を使わなかった」と、この日の状況を説明。もちろん、自然が相手なので、そんな日もある。「秋ダイは数釣り」という言葉あるが、今後の状況については、「城ケ島沖、下浦沖、久里浜沖、剣崎沖で数釣りが期待できます」とアピールした。
シーズン2の初戦は大方の予想通り、大魔神の勝利。果たして、松本アナが一矢報いる日は来るのだろうか? 【川田和博】
○…同対決は元々親交があり、お互いがそれぞれの釣り面に登場していたことから、「いつか両方の紙面で同じ釣り物を載せよう」と約束。また、現在発売中のマダイ用仕かけ「タイ魔神」(ヤマリヤ)を2人が共同プロデュースし、テストも繰り返してた。19年12月、サンスポ推薦船宿「米元釣船店」で、タチウオを対象に対決は実現。この結果が翌年1月17日、ニッカンとサンスポに掲載され、2人の夢がかなった。プロ野球日本シリーズのホーム&アウェー方式にならい、基本はお互いの船宿で交互に実施。今年9月、大魔神が10勝を挙げたことで、シーズン1は終了となった。
▼松輪間口港「丸又丸」電話046・886・1129および090・3343・7755。乗合は2人以上の予約で出船確定。この時季、集合は午前5時30分。氷付き1万1500円。餌は予約時に確認。各種仕立て船あり。※詳細は電話にてご確認下さい。