関東の主要河川で6月1日、アユ釣りが解禁となった。アユ釣り師にとって、この日は「お祭り」。待ちわびた太公望たちが、思い思いの場所でサオを出した。
久慈川(茨城)では、袋田地区の木石(ぼくせき)で午前中だけで80匹台を記録した人がいた。袋田地区の菜洗(なあらい)に入った永瀬洋さん(49)はお昼までに28匹を釣り上げた。午前中、晴れ間が出て水温が上がり、追いが活発になった。型は10~18センチ。「深みのある瀬の水中の大石を狙った方が型が良かった。昨年は低水温で数が伸びなかった。型も昨年より大きい」と言う。
こちらの流域では先週のまとまった雨で腐ったアカが飛ばされた。平水より10センチほど高かったが、「結果的に条件が好転した。今年は解禁としてはまずまず」(永瀬さん)。
那珂川(栃木)でも同じような大雨で条件好転となった。平水よりやや低めながら、数が伸びた。黒磯エリアに入った有本浩一さん(42)は「ヒザ下まで埋まるような水量の瀬で、沈んだ大石のアユの群れにオトリを泳がせて掛けた。魚影は濃い」と話した。午前中で33匹(15~18センチ)で、「型、数ともに例年並み」と語った。
桂川(山梨)はほぼ平水ながら、アカが腐れ気味で型も15センチ前後と小ぶり。数も、午前中に伸びた人で20匹程度だった。鳥沢にある小泉おとり見せ前に入った日刊釣りペンクラブの相吉孝顕会員(90)は、「同じ条件なら50匹ぐらい釣れてもいい。本格的なアカ付きではない。目視は可能で、今後に期待」と話していた。