季節の変わり目 体調不良をリセット<4>
仕事や家庭のストレスでイライラしていると寝つけず、夜中に目覚めるようなことはありがち。だが、ストレスを避けるのは難しい。厚労省の2021年「労働安全衛生調査」によれば、「仕事や職業生活に強いストレスとなっていると感じる事柄がある」と回答した人は約53%だった。2人に1人は強いストレスを受けていると考えられる。
精神科医の杏林大学名誉教授・古賀良彦医師は「家庭内にもストレスを抱えていると、仕事が終わってからも強いストレスを受け続けることになります。寝る前に少しだけストレスを発散して、気持ちを落ち着かせるようにしましょう」とアドバイスする。
ストレス発散法はいろいろあるが、ゲームに没頭しすぎると睡眠の妨げになるのでご用心。アルコールも睡眠の質を悪くするので注意が必要だ。激しい運動も、寝る直前では交感神経が優位の状態になって逆効果。
「布団に入って眠れないときには呼吸法が役立ちます。息を吐くことを意識して、取り組んでみてください」
呼吸法の方法は次のとおり。<1>あおむけに寝て両膝を立てる<2>軽く目をつぶり、小さな声で「あー」といいながら、ゆっくり息を吐く。吐く長さは、普段の倍を意識する<3>息は吸い過ぎることなく自然に吸う。<2>と<3>を10~20回繰り返す。
「呼吸法は、日中にストレスを感じたときも、ストレス軽減の一助になります。ストレスから逃れるのは難しいですが、少しずつ発散するようにしましょう」