不安解消を仕事に求めると心身に悪影響/安達純子・季節の変わり目 体調不良をリセット

季節の変わり目 体調不良をリセット

季節の変わり目 体調不良をリセット<7>

(7)週末になると不安が広がる不安障害とは

平日、朝から晩まで忙しく過ごしていると、休日くらいはリラックスして過ごしたいと思うのが一般的だろう。家族と出かけたり、趣味に興じたり、リフレッシュには最適な日となる。

ところが、休日になると不安になる人がいる。「このまま仕事を続けられるのか」「将来はどうなるのか」など、さまざまな思いが沸き起こって憂鬱(ゆううつ)な気分に陥ってしまうのだ。

「働き盛りで強いストレスを感じている人に、起こりやすい症状です。進行すると強迫性障害やうつ病にもつながるので注意しましょう」と、杏林大学名誉教授の古賀良彦医師。精神科で数多くの患者を診療し、産業医として働く人の心の病気の治療も行っている。

強迫性障害とは、たとえば、家を出た後に「戸締まりをしたか」「ガスこんろの火を消したか」などが不安になり、何度も家に戻ってチェックしなければ気が済まないような症状。

1度や2度は誰でも起こりえるが、何回も確認しなければ不安が広がってしまうのが、強迫性障害の特徴といえる。週末の不安が高じると、このような強迫性障害につながる恐れがあるのだ。

「週末の不安から逃れるために、自宅でも働き続けてしまう人がいます。これもよくありません。家庭内にもストレスを抱えている方は、友人と話す、公園に行くなど、ます気分転換できることを考えましょう」

不安解消を仕事に求めると、さらなるストレスや過労で心身に悪影響を与える。仕事以外の方法を探そう。