心臓ロボット手術<27>
心臓ロボット手術(心臓ロボット支援下手術=ダヴィンチ)を受けようと決めるときに重要なことで、前回は「セカンドオピニオンを取ること」をお伝えしました。今回は「医療の情報はうのみにしないで、しっかり確認する」ことが大事だということを知ってください。
「心臓弁膜症の手術では心臓ロボット手術を受けようかなー」と思っていた患者さんが、開業医に「心臓ロボット手術は保険適用じゃない。めちゃめちゃ高額だからやめときなさい」と言われたのです。それで、その患者さんは私どものところに話を聞きに来られました。このようなケースが多くあります。勉強不足の医師は間違った情報を口にすることがあります。
それは循環器内科の医師であっても、心臓外科のことはわかりません。ロボット手術を行っている外科医はロボットのことはすべてわかるかというと、診療科が違うとわからないことが多いのです。やはり、正しい情報は専門医に聞くのが一番。心臓ロボット手術を受けたいと思ったら心臓ロボット手術の専門医に聞きましょう。
心臓ロボット手術は、18年4月から「僧帽弁閉鎖不全症」に対する手術として「僧帽弁形成術」が保険適用に--。それまで私どもの病院でも400万円程度かかった手術が、3割負担の場合は130万円程度に。ただし、これに高額療養費制度がありますので一定額を超えると超過分は戻ってきます。このため、自己負担額は年収によって多少変わりますが、15~25万円で済みます。生活保護の患者さんであれば0円です。ロボット手術は高額ということはありません。(取材=医学ジャーナリスト・松井宏夫)