脂肪太りより「硬太り」 /医師で作家・鎌田實の「鎌田式 究極の若返り健康術」

健康連載 鎌田式究極の若返り健康術

「鎌田式 究極の若返り健康術」<6>

まずは「鎌田式フレイルチェック」で、自分の筋肉の状態を確認してみましょう。フレイルがあれば将来介護保険の世話になる可能性が高いです。無理なダイエットをしている若い方でも、筋肉が衰えていることを自覚できるかもしれません。

鎌田式フレイルチェック

▽立つときに「よいしょ」と言う

▽ペットボトルやビン詰めのふたが開けにくいことがあった

▽以前に比べて疲れやすい

▽前を歩く人を追い抜けなくなった

▽1年で体重が2~3キロ減った

1つでも当てはまったらプレフレイル、3つ以上当てはまったらフレイルの可能性が高い状態です。

サルコペニア肥満に注意

サルコは筋肉、ペニアは減少。日本の高齢者はこの加齢性筋肉減少症・サルコペニアが多いのです。

もっと怖いのは、筋力低下と肥満が同時進行している「サルコペニア肥満」の人は、認知症リスクが6倍も高まるという順天堂大学の調査があります。肥満があって、握力が男性28キロ、女性18キロ未満の人は要注意。

糖尿病のある人は、痩せるよう指導されますが、少し太っている糖尿病の方と痩せている糖尿病の方の寿命を比べてみると、少し太っている糖尿病患者さんの方が長生きというデータもあります。

サルコペニア肥満は簡単に言うと「脂肪太り」。メタボでも、鎌田流では「硬太り」は心配ない。少しぐらい肥満でも、筋肉があれば大丈夫なのです。